組織に寄生する人たち

広告

このエントリは頭狂大学物語の「スポーツ拝金主義」にインスパイアされて書きますが、あんまり関係ありません。

なぜスポーツ選手は高所得なのか?

商業上の広告塔というのもあるでしょう。野球を頑張れば年俸何億円を貰いながら好きな野球をやって、アメックスのブラックカードを持ちどっかの飲食店でカードが使えないと言われて暴れて逮捕なんてことで有名になれます。

広告扱いということは、広告費のような特殊な財源からお金が出るのでしょうか。ニートなんでそういうことはわかりません。ともあれ、蛍光灯を半分にして電気代節約なんてやっている部署もあるのに、一方では赤字球団に大盤振る舞いしていたりするわけです。縦割り万歳。

なぜ一流企業に所属するのか?会社を経営するのか?

近所の飲食店のおばちゃんに、失礼ながら何でこの店が成り立っているか聞いたことがあります。大雑把に客数をカウントして、平均客単価を1,500円として計算すると、どう考えても儲かりません。飲食店の原価なんて安いらしいけど、それでも厳しそう。

そこには会計マジックがあります。あの飲食店では家族の食費も全て「費用」として計上されています。自家用車もお店の営業車という扱いです。このように、ほとんどの出費を費用にしてしまうことで、赤字にならない限りは大丈夫ということらしいです。

仮に名目の給料が5万円でも、食費も光熱費も家賃も全部が費用として支払われているなら、日々の生活に事欠くことはないというわけです。

ここが会社を経営する旨みです。ニートだとパソコンを買っても自腹ですが、会社なら経費です。

税金を払わない大企業

このマジックを上手に利用したのがコクドと言われる西部の親会社です。今はプリンスホテルと合併して消えてしまいました。まあ、リクルートコスモスみたいなもので、けちの付いた名前を消したのでしょうね。

コクドは多額の「儲け」があるにも関わらず法人税を1円も払ってこなかった会社です。ニートよりひどいですね。

そのからくりは、儲けで次々と土地を購入したり造成したりして、借入金でホテル、ゴルフ場、宅地、遊園地、スキー場、プールなどを作ります。そして予想利益に見合うぶんの借入金利を計上し、損金算入できる仕組を利用して課税逃れを繰り返してきました。

私の父親もよく「欧米式経営で、従業員に給料をたくさん払い、株主に還元する経営はダメだ。内部留保を確保しないと」のようなことを言いますが、欧米人に言わせると「企業を貯金箱と勘違いしている」ということになります。その内部留保を追求した究極の企業がコクドだったわけです。私の父ももう社畜に洗脳されていてもうダメです。法人税とか株主配当をまっとうに払うのは、企業として最低限の義務だと思うんですけどね。

コクドは悪質な例ですが、上述の飲食店のような可愛い脱税なら大抵のところはしています。今度、麻生内閣がばらまくクーポン券も所得制限があるというけど、中小の自営業者は名目上はほとんど所得がないので、経費で買ったベンツに乗っているような人でもばっちり貰うんでしょうね。

あと、他に税金を払わないので有名なのは銀行ですね。未だに法人税を払っていません。就職で行くとやつらの態度は面白いですよ。面接官が「いやー、公的資金貰ってるから贅沢はできないんだよ。各地の宿泊施設も売り払ったし。でも給料はいいし、住宅手当なんかもたくさん付くよ」とか言っていた人もいます。公的資金注入されて、居候のような生活をしているかのように言いつつ、税金も払わず社員は贅沢な暮らしができることをアピールしているわけです。

社用族

一食で100万円もするような料理を「接待」という名目で食べる人がいます。非常に高価な車を社費で買って乗っていたり、自宅で使っているパソコンも会社の費用で買った仕事用パソコンを持ち帰っているだけとか、まあ色々なのがいます。

もしこれらの人が「給料」として代わりに恩恵を得ていたとしたら、莫大な所得税で持って行かれてしまいます。よく「節税」と言いますが、税金というのはどぶに捨てるのと同じと考えられている節があります。どうせ官僚が無駄遣いしちゃうだけなので、当たらずとも遠からずですけどね。でも、こいつらの「節税」した税金のしわ寄せは、消費税アップという形で非正規雇用者に来るので、止めて下さい。

何を言いたいかというと、組織に属している人の給料がいくらかなんてのは、実質的にはたいした問題ではないことが多いようです。正社員と非正社員の差は、単なる給料の差やボーナスの有無ではなく、この圧倒的な福利厚生などの名目で支払われる「見えない所得」にあります。

上述の飲食店のように、極端な話、給料0でも回っている組織はあるんです。

スポーツ選手は華やかなようですが、年俸を取っている以上は税金を払いますし、結局のところは親会社の余興で活かされているだけです。真の勝ち組は、表向きは薄給のようで、実は贅沢な生活をしている社員および経営者です。社員と言っても、搾取されるだけで、ろくに恩恵がない人も多いんですけどね。

税制を見直してくれ

ともあれ、節税で贅沢している人がいるのですから、安易に消費税アップするより、外形標準課税を大企業限定でいいので課してほしいものです。