プログラミングばかりしている学生を外資系企業が採用していく話

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難関大学の学生には大雑把に二種類のタイプがいる。まずは受験エリートで、頑張って長時間勉強して入試を突破してくる人たち。その他に理数系の趣味を持っていたりして、入試問題くらい解けないわけがないから楽々合格してくる人たち。今回は後者に焦点を当ててみる。

楽々入学組はあまり人生の目標を官僚になるとかなんとか銀行に入るとかそういうことに置いていない。入学後も入学前と変わらずプログラミングコンテストとかに出て結果を出したりしている。そうした学生の中にはリクルート式の就活をあまり意識していないこともしばしばあって、気づいたら就活の時期が過ぎていたなんてこともあるらしい。

就活では(ルールが頻繁に変わるから今のルールは知らないけど)4月に面接解禁とか色々な業界ルールがある。しかしバカ正直に4月から就活を始めても実際には遅い。水面下で説明会やらインターンという形で接触していて、2月くらいに内々定の内々定が出ていたりすることもあるとかないとか。就活は通年採用のところは少なく、時期を逃すと秋採用とかある場合もあるけど、あまりうまくはいかない。

企業側の言い分としては、優秀な学生を取ることは熾烈を極めていて、他社を出し抜くためには少しでも早くから唾を付けておきたいという事情もあるのだと思う。しかし、後述するがそうした努力のために真に優秀な人材を取りこぼしていることもあるようである。

プログラミングの能力が高く、学生時代はプログラミングコンテストばかりやっていた結果、気づいたら就活の時期が過ぎていた学生は通年採用の外資系企業に入っていくことが多いという。こういう学生はある種の社会常識に疎い結果、(日本の)社会常識の外にある会社に職を求めることになる。

メディアはそうした事情を理解しないで「プログラミングコンテストのなんとかで世界○位をとった学生がGoogleに就職した」「日本の優秀な学生が海外に流出している」「この学生は○○商事とかは一切受けず外資系に絞った」「日本の有名企業はエリート学生から相手にされていない」という記事を書いたりしている。これも一定の真実はあるのかも知れないけど、最近聞いた話によると単に日本の採用システムがこうした天然の天才型をうまく拾えていないだけという面もあるようである。