メルカリの英国から撤退と、なぜ我々の生活は豊かにならないか

広告

この記事は特に裏付けを取っていないspeculation記事です。

Mercari Europe Ltdの2018年6月期の業績は、売上高が約43万円(3000ポンド)、営業損失・経常損失が約10億3921万円(730万8000ポンド)だった。

メルカリ、英国から撤退へ–過去に10億円超えの損失

メルカリというと日本のスタートアップの星のように言われているけど、そのイギリス法人の売上が43万円とのことで驚いています。これでは個人の副業レベルです。

エンジニア視点ではメルカリは働いていて楽しそうで、またお金もたくさん使わせてくれるということで、もし内定が出るのであれば手のひらクルンクルンしてしっぽを振りますが、恩恵に与れない立場なので言いたい放題いいます。外から見ていてメルカリはビジネスが絶望的に下手のように思います。サポートに問い合わせても的を射ていない返答が多く、おそらくエンジニア以外にはあまりリソースを注いでいないんじゃないかと思います(憶測です)。ビジネスデベロップメントも問題がありそうで、今回のイギリスの撤退はその憶測に一定の信憑性を与えそうです。アメリカについてはわからないけど、身近でメルカリって日本人以外に聞いてもほとんど知られていないことから、結構悲惨かも知れません(憶測)。

メルカリはIPOしたものの、少し前までは日本のユニコーンの雄と言われていました。実はPreferred Networksのほうが大きいらしいけど。憶測に憶測を重ねるけど、たぶん日本からGoogleやFacebookみたいな大型IT企業を出したいという政財界の思惑が背景にあったのではないかと思います。Crunchbaseの投資家リストを見ると、そういう思惑を感じます。

その期待の星であるメルカリのIPO時の主幹事は野村證券ではありませんでした。あまり投資銀行の常識も知らないけど、アメリカではそのIPOがどのくらい重要であるかは幹事の証券会社を見るとわかると言われています。下馬評ではもちろん華々しいことを言うけど、その主幹事が二流証券だとそういうことかってなります。この常識が日本でも適用されるとしたら、本命中の本命のはずのメルカリの主幹事がゴールドマン・サックスとかの一流証券会社どころか、野村證券ですらなかったということは、まあそういうことだろうなと思っていました。今の株価は初値の半額くらいです。これでは上場ゴールの誹りは免れないでしょう。

では、IPOすることで誰かが得をしたかというと、全然裏付けをとっていないけど、メルカリの株を組み込んだファンドとかあるでしょう。なんでも仕手筋とかその手のプロは素人にクズ玉を掴ませて自分たちは儲けるといいます。ファンドの中の1銘柄が暴落したくらいではあまり目立たないので、クズ玉を隠すにはうってつけとのことです。大株主は株のロックアップがありすぐには売れないようになっていますが、高値で売り抜ける方法はいくつかあるようで、例えば空売りしておいて、現物株で返済すれば高値で売れたりするんでしょうか。昔から日本の証券市場ではMSCBとか悪どい手口が跋扈していました。

400兆円供給した日銀の異次元金融緩和、笛吹けど庶民は踊らず」とありますが、日銀はこれでもかというほど資金供給しています。政府が財政出動とかしないで消費税増税とかやっているので、マクロ経済政策の両輪である金融政策ばかり頑張って財政政策は全然だめという状況です。今の日本のケースは実需がない状態で金融緩和だけしても意味がないということを経済史に示したことで一定の価値はあるでしょう。

このようにして溢れたお金はどこへ消えたのか。あちこちに吸い込まれて消えたと思いますが、メルカリの投資家に政策投資銀行があることから、国民のお金がこっそりメルカリに投資されて、エンジニアはじゃぶじゃぶお金を使って、イギリスでは6月期の売上は43万円で、損失は10億円で、株価は上場ゴールで、たぶん有耶無耶の中で大儲けした誰かがいて、一般投資家や政策投資銀行が損しているような状況にあるのかな。日本のIPOってこんなんばっかりで嫌になりますね。IPOってある種の既得権益を持った人にこっそり儲けさせつつ、無からお金を生み出す錬金術があるわけでもないので、こっそり誰か弱い立場の人の年金とかからお金がこぼれ落ちている構図と邪推しています。

よく日本人は礼儀正しいというけど、これは正確には村社会ゆえに目の前の人とトラブルを起こすことを避けるというべきで、反撃を受けない相手(直接相対しないとか、一方的な力の差がある相手とか)にはとことんモラルが低い面があると思います。これだけ金融緩和していざなぎ景気を超えた長期の経済成長とかなんとか言いつつ、我々の生活が向上したという実感がないのは、見えないところでお金がちゅーちゅー吸い取られているからでしょう。そうした社会の不公正について、便宜を受けている側も辞退するくらいの気概が欲しいものです。

でも僕も、大した売上もないのにお金がじゃぶじゃぶ使える会社に入ったら手のひら返しますけどね。