需要が低迷しているのに金融政策だけやっても効果がない点について

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日銀の黒田総裁は頑張っていると思います。いろいろな手を尽くして緩やかなインフレに持っていこうとしていますが、残念ながら成果は出ていません。前任の白川総裁は何があっても見守るしかしなかったことと比べると、黒田総裁は高い給与を払っているだけの働きをしていると思います。

日本が依然として低成長あるいはマイナス成長社会である原因は割と自明で、需要が低迷しているところに金融緩和だけしても経済は上を向かないからです。社会主義か!と批判されそうですが、ニューディール政策でもやって金融政策と財政政策の両輪で経済を回していくべきだと思います。

資本主義と社会主義はシーソーみたいなもので、片方が上手くいかないときはもう片方を動かすと上手くいくと思っています。今は資本主義がうまく機能していないので社会主義的な政策があってもいいと思うのです。資本主義についてはネットでは誤解がよくあるので定義を簡潔に述べておきます。資本家が生産手段を提供するシステムを資本主義、社会が生産手段を提供するシステムを社会主義と呼びます。ときどき無茶苦茶な論法を展開して、資本主義ではこれが当然の帰結みたいな意見を見ますが、それは資本主義と関係ないだろって思います。

社会主義的に公共事業をやれと言ってもダムを作れというわけではありません。私は政治の専門家ではないので、次に述べることは色々問題があるだろうとは思いますが、おおむね次のようなアイディアがよいのではないかと思います。

例えば10兆円の予算を確保して、資本金1兆円の国営企業を10社作ります。郵政民営化ですったもんだしたのに、いまさら国営企業かって感じもしますが。その会社の経営には官僚の天下りとか利権に貪るハイエナが関わらないように配慮します。労働環境もブラック企業にならないようにします。分野はテネシー川流域開発公社みたいなのがうまく行った時代ではないので、例えば、生命医学(iPS細胞とか)、エネルギー、サイバーセキュリティ、人工知能などの収益が高そうな産業で会社を作りゴリゴリ雇用を確保していきます。民業圧迫とか批判もあるでしょうがキニシナイ。既存の民間企業は失敗したところばっかりです。Preferred Networksみたいな有望なスタートアップは潰さないように配慮する必要がありますが、だめな会社が潰れるのは気にしなくていいと思います。江戸時代のお家取り潰しじゃないんだから、そこまで必死にだめ企業を守る必要はありません。チャンスがあれば、新しい国営企業に移って活躍すればいいでしょう。

もしこの政策がうまく行って経済が浮上したら、国営企業を民営化して、シーソーを社会主義から民主主義に戻せばいいと思います。

1 個のコメント

  • 資本金1兆円の国営企業を10社作ります。郵政民営化ですったもんだしたのに、いまさら国営企業かって感じもしますが。その会社の経営には官僚の天下りとか利権に貪るハイエナが関わらないように配慮します

    あのさ、今まで何を見てきたの?
    これは不可能
    今まで政府が作った会社で成功した事例がいくつあるのだい?

    そんなことするより、税負担を軽くし、生活必需品への消費税をなくすだけで明らかに景気よくなるわ

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