英語の助動詞の過去形について

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英語については詳しい人が色々記事を書いているので、細かいところは端折ります。

先日、ある非英語圏の女性とご飯に行ったのですが、なかなか悲惨な体験をしました(うそ)。お互いに相手の英語がよくわからないのです。自分の言っていることは簡単なことなのに相手が聞き取れず、こちらも彼女の言っていることを聞き取るのは非常に困難でした。お互いに「こいつ英語下手だなー」と思っていたことでしょう。まあ、私が英語が下手なのは事実なので仕方ないけど、下手な人に下手だと思われていたとしたら面白くないですね。

さて、学校英語では will の過去形は would とか、can の過去形は could と習った記憶があります。でも今になって思うとこれは嘘とは言わないまでも不正確な説明であったように思います。

しかし実際には助動詞の過去形は反実仮想の役割が大きいと思います。It could be worse.は「それはより悪くなることができた」と約すのはやや硬すぎて「これはまだマシだった」くらいに言うといいと思います。could は起こり得たけど実際には起こらなかったことを指します。単純に過去できたことを言いたいなら、I was able to swim. のように使います。

It would be nice if you could help me. というのも「助けてくれたら嬉しいな」と言った感じです。やや丁寧ですが。would は可能性の話で現実のことではありません。起きるかも知れないけど、今はまだ起きていないということです。

このように助動詞の過去形は、反実仮想、控えめな婉曲表現、仮定法などに使われます。What color would you like? も同様に過去ではありません。

さて、先程の女性と話していたときに親切に僕の英語の誤りを一箇所直してくれたのですが、彼女の話によると「wouldは過去形だからwillだよ」というのです。確かに学校ではそう習ったけど、wouldを使うべきタイミングというのもあるわけです。willは単に意思を表す感じで使っています。It will happen. と It would happen. はニュアンスが違うのです。

全体的に助動詞は「頭の中」性があり、willもまた現実にはないことを指しています。

そう言えば学校英語では英語の未来形を教えますが、英語には未来形はありません。日本語と同じで、過去形と現在形しかないのです。Please let me know when he comes. では「彼が来たら教えてね」ですけど、彼が来るのは未来ですが、when he will come. ではないのです。日本語でも「昨日ラーメン屋に行きました(過去形)」「ラーメン屋にはよく行きます(現在形、あるいは習慣)」「来週ラーメン屋に行きます(未来の話)」ですが、過去形は形が違うものの、現在と未来は形が同じです。こういうのを非過去現在と言うとかどっかで聞いたことがあります。なので will は未来形というのも誤りです。

などと考えていると、学校の英語はかなりひどかったなという点があります。特にひどいのは had better を「したほうがいい」と書いてあって、shouldとの違いが不明確なことです。had better は警告なので「したほうが身のためだ」と教えるべきだったと思うのですが、お陰で日本人は気軽に you had better eat breakfast とかを使って顰蹙を買うとか聞いたことがあります。Our boss wants this project completed by noon tomorrow. We’d better get cracking. 「上司がこのプロジェクトを明日のお昼までに終わらせてほしいと思っているから、真面目に働こうぜ」てな感じでしょうか。

しかし、学校英語は全く役に立たないわけではなく、意外と昔ちゃんとやっておけばよかったなと思うこともあります。英語で失敗して、ふと考えると昔習ったなー、でも身についていなかったなーということもまたよくあります。私は英語に全然関心がなくて、まあ試験に受かればいいや程度の気構えだったし、また英語の長文読解は読めてなくても常識的にこういうこと言っているんだろうとか勘で答えても点数が取れてしまっていたので、かなりひどい英語のまま渡米することになったのです。しかも最初は試験で点数取れていたし、割と自分は英語できると自惚れていたので、それはそれは冷や汗をかきました。