グリーンカードの申請を始めました

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先日書いたとおり、Stackoverflowからこのブログにリンクがあるのを偶然見つけて、放ったらかしのブログがあるのを思い出したので書いてみます。

少し前からアメリカ永住権(グリーンカード)の申請を始めました。2〜3年後には永住権者になっている見込みです。

気のせいかも知れませんが、グリーンカード取得の話をすると圧倒的に多いのは、日本人女性がアメリカ人男性と結婚して家族サポートによる永住権取得の話です。何故かこの話題がとても多い。雇用ベースで取った人もいるはずなのに意外と少ないし、あったとしてもあっさりしている記事か、弁護士事務所などのややフォーマルな組織が将来のお客さん向けに説明している記事が多いように思います。ただし概要については他の記事でもわかりますので、さほど問題はありません。

アメリカ永住権への道

グリーンカードの申請は大雑把に3つのステップを経ます。

PERM / Labor Certification Applicationの申請(最難関)

実は最初のステップが一番難しいのです。

ちゃんとした就職先を見つける

まずアメリカで雇用主を見つけます。そして通常ならばH-1Bビザのサポートをお願いしてOKして貰えたら就労開始です。Hビザのあとにグリーンカードをサポートしてくれるのは1年後くらいが普通です。私はぴーぴー言っていたらすぐに始めてくれました。アメリカは話せば分かる社会のようです。日本だとルールだから!の一点張りのことが多いような気がするけど。

会社がグリーンカードの面倒を見てやるぜって言ってくれたらPERMをアメリカ合衆国労働省(DOL)に送付します。このステップで、アメリカ政府が「うむ、このポジションはアメリカ人やアメリカ永住権保持者では代替できないポジションであるな」と納得しないといけません。もし、代替する人材が見つかってしまった場合にはPERMは許可されません。しかし職探しをしている人は時々刻々変化しますので、いまPERMがダメだからと言って将来的にずっとダメというわけではありません。私の知り合いでも1回落ちた人がいます。

シリコンバレーの場合は慢性的にエンジニアが不足していますから、割りとPERMが通りやすいと言われています。

それと募集用件に言語用件を入れるのは一番簡単なのですが、弁護士さんによるとオススメしないそうです。外国人は大抵外国語ができますから「日本語できてプログラム書ける人」って募集用件だと大抵のアメリカ人は応募できないので楽ちんなのですが、言語用件を含めると監査が入るそうです。監査が入ると1年伸びます。前述の通りシリコンバレーは人手不足なので、別に日本語喋れる人なんて書かなくても問題なく通るだろうというのが弁護士さんの予想です。

私の仕事は日本語関係というわけではなく、今流行りの機械学習です。このポジションでPERMを作成するにはどうも、今の会社に入る前から機械学習のスキルを持っていたということを証明する必要があるらしいです。他にも用件があればそのぶん必要です。一番手っ取り早いのは大学の単位で機械学習があることです。卒業してからだいぶ経ちますが、未だに大学の成績表と縁が切れません。アメリカでビザやグリーンカードを取得したい方にとっては、大学・大学院での専攻や取った授業はとても大事です。さもなければ、大学の指導教員とか前の職場の人に連絡をして、こいつはこれこれの分野について勉強していたと一筆書いてもらうとかが必要です。

雇用主はPERMを申請する際に

  • 会社の仕事に申請者の知識や経験が必要不可欠であること
  • 学歴、経験、その他が今の職場より前に獲得したものであることを書面で証明すること

が求められます。新卒の人は学校でやったことと今の仕事が一致しているか、指導教員に多少尾ひれを付けて手紙を書いてもらうしかありません。

Prevailing wage

あと給与の額も重要です。過去数カ月の給与明細が一般的な給与(prevailing wage)を越えていないといけません。シリコンバレーの給与相場は高いので、ある程度しっかりした会社でないと申請はできません。

Job posting test

続いて、求人広告を載せます。シリコンバレーだと次の6箇所だそうです。

  • 地元の有名紙(San Jose Mercury Newsなど2紙)に日曜日2回
  • 人がちゃんと見る場所2箇所に10日間
  • State Workforce Agencyのウェブサイトに30日

これで5箇所、あと1箇所どこか好きなところに広告を載せます。

雇用主は真面目に応募者に対応する必要があります。カラ求人はダメということです。実際にはノコノコ応募してきた人は何かの理由をつけて不採用にしてしまいますが、表向きはちゃんとやれということです。

所要日数

Audit(チェック)が入らない場合で1年、入るとさらに1〜2年かかります。チェックに引っかかる確率はおよそ4割だそうですので、H-1Bビザの当選率より高いです。6割の幸運な人はさっさと進みます。さらに人によっては求人広告に引っかかった人がいて、やり直しになる場合もあるそうです。知り合いが1人やり直しになりました。

DOLがPERMを受理した日をPriority Dateと言うそうです。グリーンカードの順番待ちの基準になる日ですが、いま日本人でEB-2カテゴリで応募する場合は待ち時間0ですから、第1段階を通過すればあとは時間の問題です。とはいえ第2段階(I-140)、第3段階(I-485)で1年程度はかかります。EB-2だと第2段階、第3段階は同時に進めることができるようです。

ただ、もし恋人がいたりして将来の配偶者にもグリーンカードが欲しいという場合には、第3段階の前に入籍しておいたほうがいいようです。そうすると配偶者にも一緒にグリーンカードが発行されます。そのあとになると、永住権者のサポートによるグリーンカード申請になるので時間がとてもかかります。数年単位で離れ離れになるかも知れません。第2段階、第3段階は同時に進めることができますが、このような事情があればバラバラに進めても構いません。

疲れたので今日はこのへんで。。。

1 個のコメント

  • 初めまして。
    個人的にグリーンカードについて調べておりまして、このサイトに今日たどり着きました。色々と貴重な情報があって目から鱗です。ありがとうございます。個人的に氷河期世代のテーマのブログとかのも見て色々考えさせられます。
    そうした自分と似た様なケースはネットでも中々見つからないのですが、Eからグリーンカードへの申請の話は他で聞きますでしょうか?
    個人的にアメリカで院卒後、OPT、H1を使って金融と会計を転々職、今年にEへの変更をしてきました。グリーンカードは今まで手が届かず、転職先の何処もビザやOPTで飼い殺し、入社する前にグリーンカードチラつかせて申請する気は全く無い会社で、Lotteryくらいしか選択肢ありませんでした。
    アメリカではやはりグリーンカードを持つものと持たざる者では職業選択幅の差別化がされ、税法や制度が変わる事で益々アメリカが繁栄、将来的に会社に縛られず、起業や投資活動で自活したいという思いから必要性を感じる次第です。
    別のアーカイブにもありましたが、今の仕事先のため田舎に引っ越さざるを得なかったクチなので、外に出なければ平和ですが、現地の危機感のなさと閉塞感が益々そうした欲求を引き立てられます。時間がある分AIとかFintechとかの話題をチェックする時間には埋められますが。

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