スタートアップっていい物を作れば勝手に売れると思ってるところが多い気がする

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いくつかのスタートアップを見た印象です。規模はまだ投資受けてないところから、何度か投資($4Mとか)を受けているところまで色々です。

ある数ミリオンドルの投資を受けているスタートアップの月の売上が500ドル程度だと聞いてのけぞりました。高校生のバイトより実入りが少ないのです。利益じゃなくて売上です。

その会社ではiOSのエンジニアが少なくとも2人、Androidやフロント、バックエンドもいたので、少なく見積もっても10人はエンジニアがいます。他にCEO, CTO, COOなどの重役もいます。さらにエンジニアのチーフを雇おうなどと会議をしていたそうです。月の売上が500ドルの会社が、です。エンジニアの給与は平均で年15万ドルくらいでしょうから、色々コミコミで人件費だけで年200万ドルくらい出ていくと思われます。もっとかも知れません。最後に受けた投資が400万ドルなので2年で食いつぶします。悪夢です。

こんな会社を思い出しました(40分43秒から始まります)。

他の会社もいくつか見ましたが、お金を使うばかりで売上につながらない会社はたくさんあるような気がします。

たぶんエンジニアが主体になっている会社は、いいものを作りさえすれば、iPhoneのようにほっといても売れると思っているのではないでしょうか。iPhoneはユーザーの方から新機種はこうなるとか予想して、メディアも勝手に報道して、それこそ広告を打たなくても発売日には勝手に長蛇の列ができます。

もちろんスタートアップにとって売るべきサービスや製品は必要なのですが、多くの場合はエンジニアに予算を傾斜配分しすぎで、もう少しマーケティングやセールスの人にお金を使うべきところが多い気がします。

しかしそんな会社でも何百万ドルもの投資が出るというのはアメリカの懐の深いところだと思います。卓越したエンジニアや天才でないとスタートアップはできないというわけではないのです。