H-1Bビザのプレミアム審査が一時的に停止になるようです

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H-1Bビザそのものが止まったわけではないので大勢には影響ありませんが、ややきな臭くなってきました。

The U.S. Citizenship and Immigration Services said Friday that it will temporarily suspend expedited processing for all H-1B petitions starting April 3.

US suspends expedited processing for H-1B visas

H-1Bビザを申請すると人によりますが結構待たされます。すぐに結果を貰った人もいるので運次第なのですが、1,225ドルの追加料金を払うと15日以内に結果を教えてくれるサービスがあります。結果を教えてくれるだけなので、袖の下というわけではありません。だめな人はダメです。でも早めに結果がわかる。

トランプ大統領的にはアメリカ人の雇用を守ることをかなり重視していますので、H-1Bビザ本体のルールが改正される恐れはあると思います。きちんとした裏付けは取っていませんが、H-1Bビザを全廃すると、該当職で働いているアメリカ人の給与は30%程度上がるのではないかと言われています。H-1Bで働いている人はしばしばダンピングをするので、安い賃金で労働力が手に入るならH-1Bの労働者を雇いたい経営者もいるというわけです。

また給与相場は需給のバランスで決まります。シリコンバレーは給与が高いというのは正確ではなく、シリコンバレーはIT技術者が不足しているので給与が上がっているというわけです。ですからH-1Bビザがなくなると供給が減りますから給与が上がります。

もし新規発行を停止した場合には既にビザを持っている人にも有利でしょう。ですが、ビザそのものを止めてくるとかより無茶なことになれば、いまビザを持っている人も安心できません。はやいところ永住権を取らないとまずい気がしてきました。

H-1Bビザを止めたら一時的にはアメリカ人の給与が上がり、トランプ大統領バンザイとなるかも知れません。しかし金の卵を産むガチョウを締めてみたらお腹の中に金はなかったという寓話があるように、目先の利益に目がくらんで短絡的なことをすると、長期的には産業が国外に逃げていったり、あるいはH-1B労働者も生活者ですから、この人達の消費が減ることでハイテク以外の産業の売上が低下して不景気を招くということもあります。あまり極端な政策は採らないでほしいものです。