アメリカのテック系企業の給与ランキング2017年

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Paysa SalaryRank Companies Ranked By Pay for Tech Talentというのを見てみました。友人の勤めている会社の給与相場とか参考に見ています。15位までのスクリーンショットを貼っておきますが、100位まで表示されます。またピンポイントで知りたい企業の名前を入れても出てきます。

給与だけが全てというわけでもないのですが、アメリカの給与相場は日本と比較するとかなり高いです。

これがIT業界の給与事情、世界各都市のソフトウェアエンジニアやプロダクトマネージャーなどの平均給与を比較するとこうなる」という記事も最近話題になりました。

現在の私はビザのために奴隷労働に近いような会社に入っていて、いい加減嫌になったので転職活動をしています。アメリカにもブラック企業はあるという例ですが、それでも理不尽な残業やら休日出勤はしていません。一般的にアメリカの労働環境は日本よりずっとよく、また給与相場も高いのです。

一方で、アメリカは生活コストも高いです。一流大学の学費は年間500万円くらいですから東大の10倍です。アメリカの有名大学は私大が多く、東大は国立ですから比較は適切ではないかも知れません。また国からの予算が東大に傾斜配分されていますので東大の授業の価値は50万円よりかなり高いはずです。200万円分くらいの価値はあるでしょうか。それでも学費だけで見ればアメリカは2.5倍くらい授業の質がいいと期待できます。本当にいいかどうかは私はスタンフォードとかに通ったことがないけど、色々伝え聞くところによると学生3人に対して1人教員が付くとか聞いたことがありますので、よりきめ細やかと言えるかも知れません。

ベイエリアの家賃は高いです。サンフランシスコだとワンルームで3000ドルくらいすることもあります。友人が住んでいるところは1600ドルとか1800ドルとかです。でも以前から住んでいるため安く抑えられているのかも知れないし、また場所が少々治安の悪そうなところにあります。

アメリカは税金は高いです。エンジニアの間ではだいたい手取りは半分と言われます。1500万円の年収があっても自分で使えるのは750万円ということです。日本で1000万円くらいの人と同じ程度しか手元に残らず、しかも生活費が高いので必ずしも豊かと感じないかも知れません。

よくアメリカは格差社会とか自己責任社会というけど、そんなに冷たい社会でもありません。低所得者も見捨てられるわけではないし、医療も全額払うわけではないし、大学も安く行く方法あります。むしろ日本のほうが社会的弱者には冷たいかも知れないとすら感じます。日本は低福祉・中負担社会と言った感じがします。アメリカは中福祉・中負担(日本よりは負担多い)社会と言ったところでしょうか。

コンビニ店長が高熱を出したバイトに言い放った「なぜバイトがないときにインフルエンザにかかっておかなかったの?」がパワーワードすぎる』とか『セブンイレブン、バイト病欠の女子高生に「罰金」で謝罪』とか見ていると、どうして日本ってこんな嫌な社会になっちゃったのか非常に残念です。これが全てでもないのだろうけど、珍しいわけでもなさそう。そもそも「罰金」を個人が勝手に徴収するのは違法のはず。よくある「無断駐車は3万円申し受けます」みたいなのも実は法的根拠はないらしい。全体的に人を雇う側に無法者が多い印象です。

無法者退治をする弁護士とかいてもいいと思うけど、そうすると社畜さんたちが「みんながわがままを言ったら会社は潰れてしまう。会社が潰れたらみんな生活できなくなる。だからブラック企業を批判してはいけない」みたいなことを平気で言います。友人でも言ってる人がいますから、面従腹背ではなく心の底からそういう思想に染まっているっぽいです。まともな賃金払えない会社は潰れたらいいと思うんですけどね。

日本の場合は企業というのはただの職場というよりは、江戸時代のお家制度みたいなものだと思います。当時の武士にとって一番恐ろしいのはお家取り潰しだったらしいです。自分が死ぬことよりもお家がなくなることが恐ろしい。明治維新を経て大名がいなくなってもまだ精神的なところではそういうのが残ってる。

私は日本人には幸せであって欲しいと思います。日本では経営者の横暴がかなりひどいことになっています。労働法違反は大した罪に問われないし、働いている普通の人が虐げられています。資本主義の基本的ルールでは弱い産業は市場から撤退して、新しい産業が芽吹く必要があるのですが、日本は弱いけれど古い産業は銀行でも政府でもみんなが保護してなかなか潰れません。けれど弱い個人は見捨てられています。アメリカが格差社会とか弱者に冷たいという報道が多いのは、社畜根性によるガス抜きではないかと思います。日本はまだマシ、海外は厳しい、日本でダメなやつは海外では通用しないみたいなことを強く言い張る人はだいたい社畜です。

今は閉鎖された海外ニート氏のブログでもこのことは何度も指摘されていました。日本から逃げ出す人が減るように、海外は厳しい、冷酷、日本が一番ぬるい、日本でダメな人が海外で通用するはずがない、と言ったことは嘘であると海外ニート氏はシンガポールから発信し続けていました。ああいうブログはもっとたくさん出てくると、日本列島にある企業は困るにしても、日本人という民族は幸せに生きられるかも知れません。