『学生と企業の認識の差』の記事にもやもやする

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<ブラック企業>学生と企業の認識の差 給与金額で顕著に』の記事とディスコの分析が噛み合っていないような気がする。読解力が足りていないのかも知れないが。

記事では

ブラック企業になると思う目安の質問では「新卒者の入社3年後の離職率」で「3割超」を選んだ学生は36%と最も多かったが、企業側は53%が「5割超」。「1カ月の残業時間」では、学生の最多は「40~60時間未満」(24%)だったが、企業側の最多は「100~120時間未満」(34%)。

と言っている。それに対してディスコの担当者は

ディスコの担当者は「学生は企業研究が足りず現実より厳しく考える傾向がある。ブラック企業を警戒しすぎているかもしれない」と分析している。

と分析している。これおかしくないか。

学生は新卒者の入社3年後の離職率が3割を超えたらブラックだと言っている。それに対して企業は5割未満ならブラックとは言えないと述べている。その分析が学生は現実より厳しく考えているというのはおかしいんじゃなのか。学生は甘い、現実を知らない、その程度では社会人失格という分析ならわかるけど、それは社畜思想だよね。

同様に残業も40〜60時間未満(ならばブラックに入らず、それ以上がブラック?)だと言っているのに企業はより厳しい100〜120時間を挙げている。これは、例えばA社が新卒採用をして、100時間の残業は社会人として当然(きりっ)、だからうちはブラックではないと言っている。しかし新入社員は残業時間として許されるのは40〜60時間までだよねー、100時間とかマジあり得ないと言っている。

そもそも論を言うとブラック企業の認識が曖昧なのは定義が曖昧だからだと思う。個人的にブラック企業は法を犯している企業だとしている。主に違反するのは労働法だけど、中には業務そのものが違法であるような会社もある。たとえば『野村総研、わいせつ裁判敗訴後も、被害女性へ嫌がらせ行為継続、警視庁が指導へ』とか『ドイツ証券社員と三井物産厚生年金基金元幹部、贈収賄容疑で逮捕 』なんかがそう。ブラック企業というと誰もがこんなところ行きたくねーよ、人生罰ゲームかよというような会社を想像するかも知れないけど、学生に人気の給与の高い世間でも評価の高い会社がブラック(遵法精神なにそれ?って会社)である場合もある。頻繁に(元)従業員が業務に関する件で逮捕されている会社は要注意、外面のいいヤクザに過ぎない。

法を犯している会社をブラック企業とするのなら

「ブラック企業だと思う条件」は、「残業代が支払われない」が学生75%、企業側78%とトップ。選択肢の中で最も両者の差が開いたのは「給与金額が低すぎる」で学生は48%に対し、企業側は24%だった。

残業代を払わないのはブラックだが、給与が安いのはブラックとは言えない(最低賃金を下回っているとか、残業代を払わないから時給換算で350円だとかは別)。定義をはっきりさせると何がブラックであるかは明確になると思う。

1 個のコメント

  • 確かに、ディスコの担当者のコメントは言葉足らずな感じですが、「ブラック企業を警戒しすぎているのかもしれない」というのがヒントになりそうですね。

    ブラック企業に入ることを警戒するあまり、ブラック企業の判定基準を厳しくしているということでしょう。
    企業側から見ると、普通の仕事環境がブラック企業と捉えられるのは、厳しいと言わざるを得ないでしょう。
    第三者的に見ると、学生のそのような見方は、世間知らずで甘い、となるわけですが。

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