「トルコデモのブログ」

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2020年のオリンピック開催候補地でもあるイスタンブルで最近デモが頻発しています。それについて興味深い分析をしているブログがあるので紹介します。その名も「トルコデモのブログ」。

おいらはトルコ人ではないのでトルコの政治に口だしする立場にはないし、彼らの政権は彼らが決めればいいと断っておいて感想を述べます。個人的なエルドアン首相のイメージは石原慎太郎です。右翼で発言が香ばしいけど政治家としての手腕はある。

政治家はやはり政治手腕で選ぶべきだと思うのです。日本の民主党政権を見ればわかるように、自民党にむかついたから自民党以外の誰かに政権を与えようというやり方は大抵は上手くいきません。きれい事を言っていても政権担当能力がないのだから内政も外交もガタガタになります。それに思っていたほどクリーンな政治をするわけではありません。政権を手に入れたらすぐに悪いことをしたりもします。暗君は暴君に劣ると言いますが、そうかも知れません。ヒトラーみたいなのは困るけど、ある程度は清濁併せのむような人が為政者にはよいと思います。

同じような失敗は別に日本だけではなくて、最近日本に来たフランスのオランド大統領もそんな感じっぽいですよね。サルコジ憎しでオランド大統領が選出されたものの一向に問題は解決しないで失望感が広がっているように見えます。アメリカもブッシュ憎しでオバマを選んだけどいまいちという話も。もっともニューヨークでは未だにかなり支持が厚かったようですし、あとアメリカは二大政党制の歴史がしっかりしているので、大統領はあれでも政権はそこそこ上手く運営されるようです。ともあれ、何処の国を見ても有権者ってその程度のものです。

エルドアン首相は強権首相と言われています。たとえば

焦点:トルコ強権首相が踏みこむ「タブー」、国民の怒りは頂点に

10年以上権力の座に居座るエルドアン首相率いる与党・公正発展党は、選挙のたびに得票数を伸ばし、かつてない安定的な政権運営と、欧州で最も早いペースの経済成長を遂げてきた。

最後の任期に入った首相は、憲法改正や古くからのイスタンブールの町並みを一新する大規模プロジェクトに着手するなど、自らの功績を残そうと躍起だ。

その一方で反対派は首相がメディアに圧力をかけたり、政教分離を定めた憲法に反してイスラム化を進めるなど、強権的な色彩を強めているとして批判している。

こんな報道がなされています。彼がまだイスタンブル市長だった頃のイスタンブルはトルコ最大の都市にもかかわらずインフラはかなりまずく、彼のやった下水道整備なんかは地味に国民の生活をよくしたはず。あんまり覚えていないのかも知れないけど。その上で「自らの功績を残そうと躍起だ」と読むと、これは別に功績を誇示したいとかではなく彼なりの愛国心あるいは政治家としての責任感ではないのかなと思います。メディアに圧力をかけたりイスラム色が強いのはその通りだと思いますけど。まあメディアって日本のメディアを敷衍して考えると大抵はろくな物ではありません。メディアにはメディアの思惑があり、一つの権力の形であり、別の権力である政権と抗争を起こしているだけです。ヤクザの抗争みたいなものです。ヤクザAがヤクザBから攻撃を受けているからってそれほど同情しないのと同じです。今はネットがあるし、国民が真に何に対して怒っているかはジャーナリズムを通じなくてもわかるようになっています。

で、今度はトルコがエルドアン憎しで別の政権を選ぶけど、そいつは政治手腕で選ばれるのではなく、エルドアン以外の誰かで選ばれるためたぶんろくなことにはならないだろーなーというのがおいらの予想です。