The First Month at ELS@NY

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5月20日にニューヨークに来て1ヶ月ほど経った。ごちゃごちゃ箇条書きで書いていく。

  • 学校の最大勢力は予想外にサウジアラビアだった。国費留学生が多いらしい。サウジアラビアの人の英語を聞くのはなかなか貴重な体験で面白かった。たとえば彼らの訛りではpがbの音になるようで、bayと言っていると思ったらpayだったとか、policeがboliceだとか、その辺で混乱した。英語教育はあまりしないらしく、大人になってから英語を始めたような感じでもある。authorって何?とか、scientistってどういう意味?とか聞かれるので最初は意図を理解できなかった。と思ったけど、ネットを見るとサウジアラビアでもちゃんと英語教育はあるらしい。ちなみにアラブではないけど同じイスラム国のトルコでは公立の高校では英語をやらないとのこと。大学に入って初めて習う人も多数。私立では英語を教えるところもある。

  • ニューヨークで宿無しになるのは嫌だったので学校にホストファミリーを斡旋して貰った。マンハッタンで探すと月に1,895ドルと非常に高かったが、マンハッタンだと自分でアパートを借りても1,600ドルくらいするというので承諾した。しかし案内されたところは180thくらいの北の外れでとてもマンハッタンとは思えない。ブロンクスである。でも一応はマンハッタン。ホストに聞いたところ彼は2週間ごとに500ドルの小切手を受け取るだけらしい。895ドルは手数料として学校に取られている計算。というわけで、直接1,000ドルを払うことにして学校には友達の家に転がり込むことにしたと伝えた。

  • ホストファミリーはファミリーではなく、おっさんの一人暮らしであった。彼は46歳のプエルトリコの人らしいけど、子供の頃からここに住んでいるそうだ。ときどきスペイン語か何かで話をしている。英語も当然流暢で、部屋にはたくさん本があり、これらを読みこなしているとすれば英語力は高いはずだが、いわゆるアメリカ人の発音ではないような気がする。彼は46歳にしてすでにおじいちゃんである。20歳の娘がいて、その娘は既に母親になっている。娘の夫は見たことがないから、早々に離婚したか、あるいは最初からシングルマザーなのかも知れない。彼自身も妻と離婚していて、でもガールフレンドがいるらしい。

  • 携帯の入手には少し手間取った。AT&TのSIMカードを買ったのだけど、AT&Tのサイトが不調でついぞアクティベートすることができなかった。仕方がないので、H2O Wirelessにした。月に60ドルで2GB使える。iPhoneに挿したら4Gの表示が出たものの、信じられないほどかったるいネットワークである。ソフトバンクが遅いと言われているけど、AT&Tに比べたら極めて優れている。いくつかの国を訪問したが、これほどひどい携帯網は初めてである。アメリカではVerizonがいいらしい。

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  • ELSのクラス分けはリスニングと筆記試験(文法問題+作文)あと面接だった。リスニングは全滅ではないかと言うほど出来が悪かった(確率的に1/4は正解であるはず)が、文法はおそらく全部できた。作文は適当に書き、面接ではあたふたしながらも何とか答えた。その結果、レベル7に配属となった。全部でレベル12まであるので真ん中あたりだけど、いきなりこの辺から入る人は多くはないようで、そのことで少し困ったことになる。大抵の人は半年くらいはここにいるようだ。

  • レベル10〜12はマスターレベルと言われている。聞いたところ作文ばっかりやるらしく、リスニングとスピーキングが致命的に悪いおいらには向いていないのでレベル7配属でよかったと思う。下手に上級に割り当てられたら期待した効果は望めない。むしろもっと下でもよかった。レベル9ではプレゼンの練習なんかが増えるらしい。全体的にこの学校は進学目的の英語学校なのでアカデミックエッセイの書き方を身につけた辺りでマスターレベル修了となる感じ。リスニングを重視しつつ総合的に英語力を鍛えて、もう少し文章を書くことに慣れたら英語でブログを書いてみたい。

  • 最初は1日6時間のEnglish for Academic Purposesに入ったが、あまり午後クラスに意味がないように思ったこと、自習時間が欲しかったのもあり、午前中だけのsemi-intensiveに切り替えた。この学校はAcademicコースでレベル9を修了すると色々なコミュニティカレッジにTOEFLなしで入れることを売りにしている。レベル12を修了すると4年制大学や大学院が受け入れてくれるらしい。だけれど、semi-intensiveの場合はそうした権利は与えられないので、そのための確認書類に署名をした。

  • テクノロジーセンターというコンピュータで自習するのがあるけど、あれは時間の無駄だと思う。更に恐ろしいことにAmerican Explorerコースとかいう週に15時間のコースでは2/3がそのテクノロジーセンターである。お金の無駄遣いだと思う。

  • レベル7にいきなり配属されると、アカデミックエッセイの書き方なんかは知っていることが前提となるらしいが、そんなのは知らなかったため苦労をした。それでも最終的には3.8/4.0くらいの評価を得ることができた。日本人は会話は苦手だけどペーパーテストは強い。他の国だと喋れるけど簡単な文法もぽろぽろ間違えるなどお国柄がある。日本人がこの学校に来るのであればレベル3くらいに入れて貰うといいかも知れない。でもそうすると文法の内容が「go/went/gone、覚えて下さいね♪」になるのでやはり困る。日本人の会話の下手さ加減は中学校レベルの英語が怪しい人みたいに見えるのだろう。

  • ホストの家にはキッチンがあり、自炊が可能であるので最初の1週間が過ぎた頃から専ら自炊をするようになった。炊飯器もあるし、自分でアパートを借りたらとても得られなかったであろう色々なものが用意されている点はよかった。外食は街のあちこちにあるハラルフードの屋台がいい。5ドルでライスに肉や魚が乗って野菜が付く。水のペットボトルも貰える。ランチは専らハラルフードである。

  • 買い物は59th Columbus CircleのWhole Foods Marketで買うことが多い。品揃えも豊かでなかなか楽しいスーパーである。先日は1ポンド16ドルくらいのステーキ肉を買ってみた。日本風に言うと100gで280円ってところ。日本のステーキ肉は厚みがなく、高い肉は脂の味ばかりで安い肉はパサパサというか脂身がない。ところがこちらの肉は分厚くて値段もほどほどで肉の旨みを感じる。すばらしい。食が充実すると生活は楽しい。アメリカ生活もいいなあ。

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  • バンカメに口座を開いた。デビッドカードを入手。これでアメリカのiTunes Storeからも買い物ができる。
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  • アメリカのiTunes Storeで買い物と言えば、プリペイドのVISAとかAMEXがある。これ、地味に便利ではないか。 2012 05 24 12 30 58 HDR

  • クレジットカードのコンシェルジェデスクは海外生活では結構便利。「ニューヨークで○○できませんか?」と問い合わせると、かなり熱心に調査をしてくれるので頭が下がる。お店に電話までしてくれて在庫を確認してくれたりする。日本で持っていても見栄だけかも知れないけど、海外にいる場合は保険とかサービスとか、あとは航空会社の上級会員に推薦してくれたりするため年会費に見合うかも知れない。

  • 現時点でのELSの評価は5段階で表すと2か3。あまり満足していない。今回はニューヨークに滞在することを主眼として、英語の練習は二の次と考えた方がいいかも知れない。英語を習う場合はHarvard University Institute for English Language Programsなどの大学附属の語学学校の方がいい。ただし宿題の量もあちらは多く遊んでいる暇はない。大学附属が優れている点として、寮に住めるためいつも英語を喋る環境にあること。今は学校を出てしまうと英語をほとんど使わずに済む。学生のレベルも段違いに高い。あっちの語学クラスにいた人は進学するにしてもIvy Leagueに行く率が高いけど、今の学校だととてもそんなって感じらしい。また、こちらは金持ちの子息が多いのか、お金は持っていそうだけど遊んでいる感じ。例えば日本人の女の子に「なんで中国の子って全身ブランドなんですかね?」って聞かれたことがある。確かに中国から来た子は華やかな子が多いけど、そっかー、あれブランド品だったのか。そういうの全然分かんなかったけど、ファッションに詳しい人はそういうの分かるんだなー、と同時に経済力の差を思い知らされた。

  • ビザは1ヶ月程度の在学でもGrace Period(F1ビザで就学期間が終わった後60日まで合法的に滞在ができる)が付くらしく、1ヶ月くらいアメリカ各地を旅行して帰るって人がちらほらいる。お金に余裕があるのかな。

  • 師匠の紹介でmeetup.comのNYC Fun Talkに顔を出してみたり。最近は英語の練習にも付き合って貰っている。

  • 中国語はやっていてよかった言語の一つ。ニューヨークでもかなり活躍する。その辺で漢字の新聞を見たり、公園でタバコ禁止と中国語で書いてあるのを見たりする。ただ、ニューヨークの華人は香港系が多いようで何を言っているかまったくわからないこともある。学校でも中国人と仲良くなるには中国語ができると有利。それゆえ、中国語ももっとしっかりやっておけばよかったとも思う。教科書5冊あるうち、1冊しかやっていないレベルだから文法的にも知らないものは多い。

  • 1ヶ月目が終わったことで色々な人が去って行った。ブラジル人でひときわ美人の子がいて、サウジの子がなんか気に入っているっぽい。Facebookのメッセージでも熱が籠もっているし、あと最後に寄せ書きを書いたときも控えめながら「君のような綺麗な人は初めてだ」みたいなことを書いていたような気がする。彼はおいらにI love youと書くのだ、とかせっついてきたので、First of all, can I just say what a pleasure it is for me to be able to study with you, even it was only short time. You are an astonishing beauty and you always bring a touch of joy to my heart. We do wish you could stay with us longer. とか For ###, Without whom nothing would be much worth doing. Wisdom and beauty form a very rare combination.とかありったけの愛のセリフを書いて ○○ said so. と付け加えた。

  • 彼女は18歳だが驚くほど大人びている。あと、何かの冗談でモデルが云々という話題が出たときに最後に彼女がぼそりと「私はモデルやってたんだけどね」と呟いた。本物のモデルだったか。

  • 来週の月曜日は入学手続きの日なのでおいらは月曜日は休み。三連休となるわけだけど、仕事を片付けないといけない。MacBook ProのRetinaモデルを買うことにしたから頑張ってお金を稼がないといけない。デラウェア州で買えば消費税がかからないのだけど、ニューヨーク州は9%弱の消費税がかかる。日本で買った方がよかったかも知れない。

  • 意外と周りの人はニューヨークを気に入っていないようだ。特に日本人。汚いとか店員のマナーが悪いとか不便だとか。世界一の都と比較して自国の方が便利というのは誇るべき物なのかも知れないけど、同時に日本人は安い賃金で高いレベルのサービスを求められているわけだ。これは消費者の側でいるうちはいいのだけど、就職するようになるととたんにブラック企業乙となる。ブラックで働かずにすむのであれば日本は世界で一番快適な国ではあると思う。