嫌儲=他人が儲かっているのが気に入らない

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「嫌儲」という思想の滑稽さ~まとめブログ問題をそろそろ語ろうか~

もう結論から言ってしまいますが、このネット社会に「悪」が存在するならば、それは「嫌儲」というカルト思想だと僕は思っています。これはニコニコ動画実況者である「塩・胡椒」の炎上騒動に付いて綴った時から一貫して当ブログのスタンスでございます。経済学の原理から申し上げれば、サービスを利用する人間が決めればいい話を横槍を入れてモラルモラルと定義しがたいそれを吠え立てる彼らの姿を見ていると「何がモラルなのだろうか?楽しいと思っている人から娯楽を取り上げる事がモラルなのだろうか?」と僕は疑問に思うわけです。

嫌儲という考えは現代日本人の素直なモノの考え方であると思う。自分が貧乏で苦しいのにあいつは儲けていてけしからん、という妬みの感情の発露と言っていい。あるいは低い方に合わせる思想というか。

以前、東京都杉並区の和田中学校で補習授業をやると言ったところ意外なことに論争になりNHKが特番を作ったとか、そのくらい騒ぎになった。いわくできない子がかわいそうだとか、まあそういった意見がたくさん出たとのことだ。いつからかは知らないけれど、現代日本ではエリートは嫌われている。そのエリートを優遇するとなるとかなり紛糾するわけである。そうして建前としては平等を謳いながら、できる子の足を引っ張ろうとする。

さすがにまだ、エリート教育にしても「筑○は進学率が高くてけしからんから打ち壊してしまえ」とか「落ちた人が可哀想だから、東○に志願者全員が入れるようにしよう」とまでは過激化していないけど、いつかは起きるんじゃないかと思っている(実際にそういう人は少数ながらいる)。嫌儲も今のところはアフィリエイトで稼いでいる人はけしからんから邪魔しようとか、公務員は税金で贅沢な暮らしをしていて許せないとか、生活保護を廃止に使用とかで留まっているようだけど、もしかすると将来は給与の高い人全体を敵視して、さりとてそういう人を合法的に排除するのは難しいから武力革命だ、全国の労働者よ団結せよ!みたいな、あれこれ以前見たことあるよなって流れになるかも知れない。そしてインテリ層は粛正されて農村送りになると。

少し脱線したけど、嫌儲思想はネット上のカルトというよりは現代日本人にかなり広く普及した低い方に合わせようという歪んだ平等主義の過激派である。

なぜワンピースはヒットするのか

さらに脱線するけど、最近「ワンピースって何が面白いか分からない」という人を見た。それに対して、おいらはワンピースは端的に言うと任侠物の現代焼き直し版であると思うと答えた。

任侠

任侠(にんきょう)とは、本来仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神をさす語。仁侠(じんきょう)、義侠心(ぎきょうしん)、侠気(きょうき)、男気(おとこぎ)などともいう。

中国における任侠

中国での任侠の歴史は古く、中国春秋時代に生まれたとされ、情を施され命を果たしてでも恩義を返すことにより義理を果たすという精神を重んじ、法で縛られることを嫌った者が任侠に走ったとされる。戦国四君は食客や任侠の徒を3千人雇ったことにより国を動かしたとされ各国から評価され、四君の中でも特に義理の高い信陵君を慕っていた劉邦は任侠の徒から皇帝にまで出世した。この任侠らを題材にしたのが『史記』の「遊侠列伝」である。登場人物の朱家は有名で、貧乏ながらも助命をすることが急務とし、逆にそのことで礼を言われることを嫌っていたために名声が高かったという。以後、任侠は庶民の間で地位を得、権力者の脅威となったという。任侠に武術を取り込んだ『武侠小説』は現代でも人気が高い。

なお、『史記』「遊侠列伝」の著者である司馬遷は「『仁侠』の志を知らずに彼らをヤクザやチンピラなどと勘違いして馬鹿にするが、それは悲しいことだ」と述べている。

最後にヤクザやチンピラと任侠は違うというけど、伝統的なヤクザって清水の次郎長みたいな「情を施され命を果たしてでも恩義を返すことにより義理を果たすという精神を重んじ、法で縛られることを嫌った者」だよね。で、こうしたジャンルは日本人には人気がある。

ワンピースはこうした王道というか日本人が精神的に思わず支持したくなる設定やストーリーを忠実になぞり、法に縛られない権力側から見たら悪であるヤクザをを海賊に置き換え、ジャンプ風に特殊能力を加味したものである。だからある程度力のある漫画家がこのプロットで漫画を描けばヒットするのは道理である。一方でこういう暑苦しい任侠物に関心がない人もいて、そういう人からするとつまらないマンガと言うことになる。

まとめ。嫌儲思想が日本にかなり根強くあるのはそれが現代日本人の多くが持つ「自分はこんなに生活が苦しいのに、よくみたら2chから文章を転載してアフィリエイトを貼っているだけのやつが大儲けして許せない」という妬みの根性を動力源にしていて、一定の勢力を持つのは仕方がないことだ。これはワンピースを好む人がいるように、理屈抜きに心情的にぐっとくるものである。

嫌儲思想はおそらく好景気になってきたら勢力を弱めると思う。ほどほどの努力をした人がらくらく大手優良企業の内定が取れるようになり、そこそこ楽しい仕事をしながら年収800万円くらい入ってくるのならば、こんなアフィリエイトサイトを必死になって叩く必要はないのである。しかし、今は不景気のスパイラルで、事実上新卒で失敗した人は一生給料が上がる見込みもなく、社会保障の外に置かれて病気や失業あるいは老後の不安に苛まれているような状況では嫌儲思想に染まった人はどんどん増えていくことだろう。自分はこんなに大変なのに、あいつらは、と。行き着く先は共産主義革命か、文化大革命か知らんけど。

そういえば、ドラえもんの『のび太の結婚前夜』にはこんなセリフがある。

やれるとも。のび太くんを信じなさい。
のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それが一番人間にとって大事なことなんだからね。
彼なら、間違いなく君を幸せにしてくれると僕は信じているよ。 

嫌儲の人たちはここでいう人間にとって一番大事なことを欠いた人たちであるので、あまり増えないで欲しいものである。

8 件のコメント

  • 著作者隣接権の侵害
    そもそも嫌儲とは2chのレスをアフィブログへ転載することを許さないという考えだからね

  • 他人が儲かっているのが気に入らないという考え方を嫌儲と定義しているので
    2ちゃんねるにある板とか関係ないのでしょう
    現代日本人によくある思考について物申すことがこの記事の趣旨かと

  •  「メシウマ」というのは嫌儲移民以前からやっていたことだ。アフィブログにもまとめられていた。それが転載禁止になったとたん、メシウマとかやってる!人間にとって一番大事なことを欠いた人たちであるので、あまり増えないで、というのはあまりに虫が良すぎる。クズの見本だ。

  • お前は嫌儲について何もわかっていない
    字面だけとれば他人が「儲」ける行為を「嫌」う所と思うのは仕方ないが、別に他人が儲けようとする行為に文句があるわけではない
    問題は内容を極端なところだけ抜き出す、細部を改変するといった行為で実態を間違った形で伝え、荒らしを呼び込む原因になっている点が問題である
    無論ログ速のように無改変でそのまままとめる分には一向に問題無いだろう
    だが多くのまとめブログ、特にアフィ契約を行っているブログはアクセス数稼ぎのためにスレタイの改変や過激な内容のみの抽出が常態化しており2chそのものを害悪と思わせることに大いに貢献している
    現在大いに盛り上がっているネトウヨと呼ばれる思考停止で中韓を憎む人々の多くは過激なタイトルと勢いだけの内容に乗った愚か者ではあるが、それらの要因がアフィブログの「超偏向改竄報道」であることは言うまでもない

    嫌儲の本質は、他人が「儲」けるために偽りを流して罪を住民にかぶせることを「嫌」うものだと私は思う

  • こんな変な思考を延々と書き綴るような人間を生んだまとめブログも凄い 現代の闇
    まとめブログはインターネットの癌だから消えるべき アドセンスがあってもなくても
    画像無断転載、書き込み改変、偏向報道、twitter利用規約無視、検索妨害、サジェスト汚染、挙げればキリがない。少し考えれば分かると思うんだけどなあ

  • 他人が書いた文章無断転載して金儲けるのはクズだろ
    このブログ丸々コピーして、しかもそれに広告貼って儲けてるようなもんじゃん
    いいの?

  • その、ルールを守らないといけない、という押しつけ。
    アスペ的偏屈人間。
    著作権がお前の人生の何に影響あるの?
    大した著作物があるわけでもなし。
    アスペが多いネットならではの思想ですな。

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