企業がFacebookを使うことについて

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ニートなのに社会人アンケートが来た。

アンケートそのものはすごくシンプルで、今の会社についてどう思っていますかというのを5段階評価で答えるだけのように見えた。しかし終盤のいくつかの問いはFacebookを使っていますか、企業がFacebookを使うことについてどう思いますか?のような問いであった。

Facebook

Facebookは好きに使えばいいのだろうけど、おいら的には次のような感じである。まずどこかで人と会う。少し話して別れ際にFacebook使っていますか?と尋ねて、そこで連絡を取りましょうと連絡先を交換することになる。例の師匠が言うには「女の子と話して連絡先を聞かないのは失礼だよ。女の子からすれば『私って何?』になるからね」だそうです。まあ、そんなもんなのかな。というわけで、人と話して連絡先を交換するのに比較的便利なのがFacebookということになる。

追記:意外とFacebookを本名登録で使っていない人はヨーロッパにも多いのだけど、Facebookは基本的には本名登録で使うことになっているはず。そして、ちょっと話した相手と簡単に連絡が取れるというのはこの本名登録が当然という習慣にある。だからmixiとはかなり用途の違うSNSと言える。mixiでも本名でやっている人はいるけど、日本って炎上あるしあまりネットで本名晒す人は多くない印象。治安の悪い街を夜に出歩かないみたいなもので、日本のネットの治安はかなり悪いと言える。うっかり「いやー、車なのに酒出されちゃってあれ飲酒運転だよな」とか「今日のテスト難しかったけど前の席の奴がスラスラ答えていたから丸写しした」とか書こうものなら、日常的にそういう失言を検索している人が見つけてすぐに炎上させてくれる。

では、企業がFacebookを使う意味はあるだろうか。特にこのアンケートは少し前まで《醜活》をしていた人に対してのものなので、おそらく興味のあるところは学生を採用するためにFacebookがどう使えるかがあるのではないかと思う。

そういえば最近こんな記事があった。

「採用ツールとしてのFacebook」の落とし穴

Facebookを採用に使いたいという会社は今本当に増えてきているらしい。

集客力で言えばまだまだTwitterには敵わないのが現状だが、確かに企業として運用しやすいのはFacebookだとも思う。

しかし、Facebookを採用ツールとして使おうとした場合、いくつかの落とし穴がある。

エントリー後、facebookのメッセージを使って選考連絡を行う会社もあるようだが、これはエントリーする学生が100人を超えてくるとまず不可能になる。

Facebookの仕様で、同じ内容のメールを複数の相手に送っているとたちまちスパマー認定されてしまい、メールが送れなくなるからである。

(略)

そもそも、Facebookにおいてメールの送信を行うことができるのは個人アカウントのみである。Facebookページのアカウントから、Facebookユーザーに対してメールを送るという機能はそもそも存在していない。

さらに前にはセカンドライフに企業のスペースを置こうという話もあったし、周回遅れで企業は流行り物に飛びついているだけなんじゃないかという気もする。この記事でも書かれているけど、Facebookは基本的に個人と個人を結ぶものだと思っている。だから企業がFacebookを使う学生は意識が高い(笑)とか優秀な学生はFacebookを使い、アホ学生はFacebookを情弱と笑うからうまいこと選別ができると思ったりしているのはナンセンスだろう。

#ただ、2chなどで頭の固い人が頑なにFacebookを否定しているのを見ると、ある程度は新しいものを受け入れられるか、若くして既に老害になっているかは判断できるかも知れない。流行り物に何でも飛びつくスイーツをうまく除外すればだけど。

LinkedIn

では、SNSで採用活動をするにはどうしたらいいかというと、LinkedInというサービスがある。こちらはまだFaceboookほどには知名度がないので日本の後進的な企業がこれを採用するのはだいぶ先、あるいは未来永劫ないかも知れない。なぜないかというと、LinkedInの採用は《醜活》とは相容れないところがあるから。

LinkedInは基本的に履歴書を載せるSNSでFacebookとかmixiとは違う。ところで、こないだ知り合ったイタリアのご婦人のLinkedInのページを見たら、本名は使っていないわ、写真も証明写真ではないわ、スラングが多い(HelloをHellooooooと書くみたいな)わで、こりゃひどいというものもあった。こういう使い方だとLinkedInはたぶんダメだろうと思う。そういうのはFacebookでやりましょうと。

あとはSNSらしくコネクションがある。これもビジネス的な付き合いがあったら「じゃ、あとでLinkedInで」みたいな感じで広げていってどんどん増やすのが本来のやり方のようだ。名刺交換に代わる挨拶と言えよう。

《醜活》とLinkedInがなぜ相性が悪いかというと《醜活》はコストをかけずに大雑把な採用をする方針であるのに対して、LinkedInは一人一人を見極めて採用しようというアメリカ的な方針に基づいているからだ。いまの日本は一人当たり仮に100社受けるとしたら、第10志望くらいまではある程度まともな志望動機があるにしても下の方はとにかく数を受けるためだけに受けている。会社からすると志望動機が不明確な採用したくない人材である。こういう人をどう排除するか、きちんと適性を見極めればいいのだけど、エントリーシートを機械的に(学校名とかで)落とすとか、テキストマイニングを使って落とすとか、Web試験で落とすとかやっている。こうした雑なコストをかけない怠惰な選別をしているところ、有名大学出身で《醜活》慣れしたのばっかり残ってそいつらの中から採用するのでミスマッチが発生する。この《醜活》の態度を改めない限り、まともな人材は来ないと思うけど、いつになったら改めるか。LinkedIn採用が増えたらいいのだけど、おそらく採用しないのは採用方針の違いにある。

ともあれ、アンケートにFacebookの名前が出てくるようになり、またあちこちでFacebookをどう採用に使うかみたいな話が聞こえてきたから、今後は少し変わるかも知れない。でも本当に採用に適したSNSを探そうとしているなら、流行っているFacebook以外にも関心を持っていいのではないかな。

そして最近LinkedInは日本語化された。『【ソー活にも便利!】リンクトイン日本語版 まとめ

さらに進んだ採用

デキるIT人材を採用する新しい方法』という記事が興味深い。

http://twitter.com/ripienaar/status/28788028764

I am looking to employ a full time #devops type based in London E14. Send github uname and blog urls to me.

GitHubのアカウントとブログのURLを教えろという採用方針である。GitHubがなんぞやとかはリンク先の『デキるIT人材を採用する新しい方法』にあるのでそちらを読んで欲しい。

多くの国では会社は優秀な人材を求めている。日本は対照的に口先ではそう言うけど、実際のところは集団の中からごっそり適当に抜き出してきてそいつらを採用しようとしている。つまり個人を見ていないし、採用に労力をかける気がない。

GitHubはプログラマ向けなのであれだが、ブログは案外いいかも知れない。もちろん採用されるために書くブログだから「今日は渋谷でパフェを食べてきましたぁ♪」みたいなことは書かないで、採用に絞ったことをかなり早くから公開情報として置いておく習慣が必要だ。今から《醜活》を始める人は間に合わないだろうし、日本のような新卒一括採用でやる場合にはかなり早くから周知徹底させておいて、1年とか2年とかにわたって自分がどういう適性があるのかとブログにまとめる習慣をつけて貰わないといけない。

こんな卒業年度で人生が決まるような丁半博打のような《醜活》がいつまで続くのか。日本も諸外国のように苦労してよい人材を採用して国を豊かにしようという企業が出てくるといいのだけど、今のところバブル以前に入社した人が会社の資産を食いつぶして勝ち逃げしか考えていないっぽいから、税収は下り歳入は減るし、歳出は増えるし、やがて個人の破滅は国家の破滅へとつながるだろう。国家は個人の集合体でしかないのだから。

1 個のコメント

  • 日本人は実名をネットで公開することにためらいがあるので
    ソーシャルメディアが就活に使われることは難しいでしょう。
    ツイッターの失言をしたことによる2chからの炎上がちょくちょく起こっているので
    さらにその傾向が強くなるように思います。

    また、日本では採用する側の年齢がある程度高いと
    ネットのことはあまりわからなくなってくるので
    今の就活システムがしばらく続くと思っています。

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