今回はコメントのお返事を中心に

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比較的大事なことを書きたいので、エントリを分けます。こっちはコメントのお返事をします。

POSTED BY RINSAN ON 2010年11月11日
>みんながするから自分もしないとという発想はたぶん損じゃないかなー
ミクロ経済学的にはそれも合理的みたいです。
http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20100513/p2
リンク先の概略は,例えば,都内の中学入試において「トップ校の多い日」「附属校の多い日」があるが,私立学校の生き残り戦略としては入試日程でも差別化を図った方が良いような気もするが,実はそうでもなく,非差別化が合理的な選択である局面もある,といった感じです。

入試の日程は中学校のみならず大学でもうまく調整してありますね。私立大の入学手続き締め切りは国立大の発表より前にしていますが、そうしないと入学金をうまく取れません。だから、首尾よく大学入試で全部受かると肩慣らし、滑り止め、第二志望、第一志望と入学金を四重にも払うことになったりします。

同じ日に重ねるのも戦略で、AとBが互いにライバルだとしたら同じ日に入試を行うことでAとB両方に受かって他に行かれるリスクを減らす効果があります。

ただ、直感的に学校の入試と《醜活》は直感的に違うものだと思います。入試の日程を調整するというのは学校側のライバルに対する妨害工作です。これは採用活動でもあります。典型的には赤いメガバンクが有名で、指定した日に来ないとどんな理由であっても不採用にされます。しかし問題にしている《醜活》に傾倒していく現象はむしろこの逆で、一人当たりのエントリー数が60社平均くらいなんでしたっけ?むしろ期間を引き伸ばすことで競争を激化させようとしています。

おそらく受験ではまだ生徒が売り手市場で優位な立場に立っていますが、就職では超氷河期と言われるほどの買い手市場で企業側が圧倒的に強い立場にいるわけです。実際に就職でも売り手市場の頃は妨害工作に励んでいる一方で内定はさっさと出します。バブルの頃なんか研修と称してハワイに隔離したりすごかったらしいですね。

おいらはリンク先で述べている「問題はフライングによる早期化の防止」よりも、採用をもっと真面目にやることが効果的だと思います。正社員で終身雇用になると会社にもよりますが数億円の投資をすることになります。その投資先を手抜き面接3回前後で決めてしまうというのはどう考えても不合理です。

一つのアイディアとしてエントリーのハードルを上げます。みんなが第一志望にしたいようなIT企業を例に挙げましょう。まず日頃から我が社にエントリーするには実績が必要ですとアピールしておきます。例えばオープンソースのプロジェクトに関わった経験があるとか、そういうのを見ますと周知されるようにしておきます。エントリーの際にはその実績を求め、基準に満たない場合は面接に呼ばないということをすると面接を受けるのは100人程度に絞られます。あとは10人とか20人と面接をして合議制で採否を決めるようにすれば、受ける側も手間がかかる一方で、理由もわからないままお祈りされることはなくなり何十社も受ける必要はなくなります。

もう少し大量採用のメーカーでもこの方針は使えます。例えば二輪と四輪をやっている自動車メーカーHを想像します。エントリの段階で二輪をやりたいのか、四輪をやりたいのかである程度分けます。仮に二輪をやりたいとしたら二輪免許を持っていることを前提とすれば、単に数を受けたいだけの人は受けることができません。さらに実際に二輪を楽しんでいるかなどの基準を入れたらどうでしょうか。ツーリングに行ったときの写真を添付して下さいなどの手段が使えます。これだけやれば、とにかく有名な企業を片っ端から受けるような人は排除できます。

会社によってハードルの上げ方は色々ですが、企業側は選考をしっかり行うことができるし、学生も本当に行きたい企業ときちんと向き合えます。今のままだと高学歴イケメンリア充が手当たり次第受けていくつも内定を持っている一方で、非リアはNNTで長く苦しむわけです。ハードルを上げれば高学歴イケメンリア充とはいえ、有名企業をあちこち受けることはできなくなり、自分の適性にあったところから探すことになります。

追記
http://blogs.yahoo.co.jp/orenohanashiokike/60216445.html
で述べているとおり某政党が二番煎じなのもこの理屈で説明つきますね。笑

環境経済学の本で読んだような、懐かしい例です。某政党ってあの某与党かなと勝手に想像して書きますが、勉強不足ですね。野党時代にヤジばかり飛ばすのではなく、長い野党時代なのだからじっくり腰を据えて政策を勉強すべきだったと思います。どう見ても素人集団が思いつきであれこれやっているだけです。大学生でもない、もう60前後のじーさん達なのにどうして中身がこうも空っぽなのか。

例えばこんなのはどうでしょうか。次の選挙で政権が取れそうにない場合は、若手のホープは比例で出馬します。実際に政権が取れなかったら議員を辞任して、他の人を繰上げ当選させます。その若手のホープはアメリカの行政大学院にでも行って、世界中のエリートと切磋琢磨する2年間を過ごして貰って次の選挙に備えます。学費は政党から出します。国内に残って野党としてヤジばっか飛ばしていたら、元が優秀でもそのうちバカになってしまいますよ。周囲の環境って大事ですから。

POSTED BY えぬ ON 2010年11月11日
海外ニートさんがいつか発言したように「みんなで不幸になりましょうキャンペーン」を展開中なのです。私はゴメンですが。過去、戦争で亡んだ国は枚挙に暇がありませんが、国民が愛国心を無くして亡んだ国なんて知りません。

まさにみんなで不幸になろうって感じで足を引っ張っていますね。

POSTED BY シント ON 2010年11月11日
更新おつかれさまです。
自分の独断と偏見ですが、どうも保守派というのは雇用や労働や精神障害者などの問題を軽視しがちですからね。あと体育会系が多そうなイメージがあります。ま、でも、保守派に雇用とか労働とか精神障害者とかをちゃんと考えてくれて、体育会系以外の価値観を認めてもらえたらいいのですがね。

こちらこそ、いつもコメントありがとうございます。脳みそ筋肉は右翼が多いけど、本当の意味での保守はいないんじゃないかなー。

POSTED BY NAO ON 2010年11月12日
はじめまして。いつも楽しく見ております。
>そのうちハイパー円安が来るはずです。いつになるかはわからないけど。例えばPC買うのに100万円かかるようになります。
ん、ハイパーインフレではなくてですか?日本が借金を返そうとすると、インフレにしてしまえば借金が実質的に減りますから。仮に円安だとすると、輸入が有利になるので結局海外のパソコンがもっと安く買えるようなきがします。。

ありがとうございます。えと、インフレも起きるでしょうがここでは円安を問題にしています。分かりやすく言うと途上国の経済になりますということです。輸入品であるパソコンは高くてなかなか買えないけど、国産品なら安く買えます。ただし日本の場合は資源がろくにないので、ほとんど輸入に頼っています。電気も石油や核燃料は輸入だし、インフレにはなります。

単純に言うといま1ドル80円として1,000ドルのPCを買うには8万円で買える計算になります。これが1ドル320円になると32万円必要になり輸入PCは4倍高価になります。輸入産業は苦しいですね。逆に輸出産業は楽になりますが、その頃海外に輸出できるほどの技術的優位があればの話です。

入門 自然言語処理

届いた。最初の印象は分厚いなー。もともと英語の本で、『Natural Language Processing with Python』という。filetype:pdfをつけてぐぐるとPDFが手に入っちゃうのだけど、いいのかな。電子出版でDRMかけていないとこうなるのか?この本は単に和訳されているというものではなくて、日本語に関する独特の事情について詳細に書き足しがある。だから、英語で読んじゃえってものではなくて、やはり和書で読む価値がある。

ぱらぱら眺めていたら動的計画法とか載っていてふつーのアルゴリズムの教科書としても使えそう。タイトルの通り、本当にこれから自然言語処理を始めたいという人が読むのに適している。Pythonを全面的に使っているのでスクリプト言語を始めたいという人にもいいかもね。プログラミングってHello Worldを表示するとか無味乾燥なことをやっていてもつまらないから、よほど好きな人以外は挫折しちゃう。初心者にC言語を勧める人ってダメだと思う。Pythonのテキスト処理能力を活かして興味深い事例をたくさん見ていくというのは、自然言語処理そのものには現時点では関心がなくても、スクリプト言語を覚えたい人にはうってつけの題材だと思う。