池田信夫という人

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コメントのお返事をします。

POSTED BY シント ON 2010年10月23日
更新おつかれさまですぅ。
失業率も給与格差も自殺率も、本当は高いでしょうね。絶対に誤魔化していると思っております。
そして自分の企業のところだけよければ、他がどうなるか知ったことではない。それどころか企業の社員が犠牲になることすら当たり前という常識になってますから。
しかしもう、そういう歪んだ常識は終わりにしないといけませんね。そうしないと日本は終わりますから……。

日本が終わっても自分だけよければいいという考えがあると思います。今の日本は小さな全体主義ですから、ある組織(企業)が生き残ることは大事ですが、国家とか外部構成員(非正規社員とか下請けとか)がどうなろうと知ったことではないのだと思います。

池田信夫という人

アホな人だなーと思っていたのだけど、いくつか記事を読んだらやたらと自分と同じことを言っていてちょっと複雑な気分になった。

労働者の地獄への道は官僚の善意で舗装されている

管直人首相は国会答弁で、労働者派遣法の改正案を今国会で成立させる方針を明らかにした。
(中略)
OECDの対日経済審査報告書では、「雇用の柔軟性を目的として企業が非正規労働者を雇用するインセンティブを削減するため、正社員の雇用保護を縮小せよ」と書いている(強調は引用者)。鎌田氏とは逆に、OECDは正社員の雇用規制を緩和せよと勧告したのである。

ところが鎌田氏のような労働法学者は「かわいそうな非正規労働者をなくすためには、そういう雇用形態を禁止すべきだ」と考えるらしい。

日本は世界最悪の「格差社会」である

また「小泉政権が格差を拡大した」というのも嘘で、2000年代前半に日本の所得格差は縮小した。景気が回復して失業率が下がったからだ。さすがの民主党も、それぐらいは理解したのだろう。
(中略)
これは日本の社会保障が、所得再分配の機能をほとんど果たしていないためだ。政府の今年度予算では社会保障費は27.3兆円だが、この他に厚生労働省の所管する特別会計を含めると社会保障関係費は111.6兆円。その70%以上が年金・老人福祉に使われている。

つまり、日本の社会保障は、豊かな人から貧しい人に所得を再分配するのではなく、勤労者から高齢者に所得を移転しているのだ。

このように老人福祉が非常に手厚い一方で、雇用保険や生活保護などの貧困層への所得分配は少ないので、本当に困っている人への再分配が少ない。その結果、100兆円以上の所得を移転しながら、所得分配は平等化していないのだ。
(中略)
2012年頃から団塊の世代が引退して急速に高齢化が進むため、現役世代の年金負担は激増する。生涯の税・年金の受益と負担の差は、現在の60代以上では大幅なプラスだが、20代では大幅なマイナスで、その差は8000万円以上だ。今、生まれた赤ん坊は、生涯に1億円近い債務を負う世代間格差が生じる。
(中略)
問題は「高福祉・高負担」か「低福祉・低負担」かという一般的な選択ではなく、「老人の高福祉・若者の高負担」になっている社会保障の歪みである。
(中略)
しかし、民主党政権はこうした問題には触れない。そればかりか、菅内閣は「強い社会保障」と称して来年度予算では社会保障費をシーリングから除外した。高齢者が彼らの選挙基盤であり、特に年金は労働組合の最大の既得権だからである。

菅さん、「1に雇用」じゃなくて「1に成長、2に規制改革」ですよ

管直人首相の政策は「1に雇用、2に雇用、3に雇用」だそうである。民主党の代表選挙での彼の演説によれば、「雇用を生み出せば、経済の成長につながる」というのだが、これは順序が逆である。

小沢一郎氏が指摘したように「雇用を増やすためには、まず景気を良くしなければならない」。雇用が成長を生み出すのではなく、成長が雇用を生み出すのだ。
(中略)
前にも書いたように、雇用のミスマッチの原因は労働市場が硬直化していることにあり、その原因は福祉サービスや雇用についての過剰規制である。

どうも彼とおいらの経済政策に関する考え方は同じ方向を向いているらしい。社会的弱者を助けるには経済を強くするしかない。弱い立場の人を守ってあげようみたいな考え方は上手く行かずかえって状況を悪くする。

あと民主党の基板は労働組合とか高齢者だからそいつらに利益誘導する政策を採るのは自然であるという見解も同じかな。

正社員の身分保障が強すぎるのは現代のすごく大きな問題だと思う。一度ホワイト企業の正社員になってしまえば、ほとんど仕事をしなくても非正規の数倍の報酬(給料のみならず年金や保険などの掛け金を企業が負担するし、各種研修などのメリットも大きい)を得られるし、まずクビにならない。能力が低いことは解雇要件にはあたらないし、よほどまずいことをしない限りは安泰だ。必要なら鬱病だとか言い張って精神障害者手帳でも入手すれば会社は一切手出しできない。

低い方に合わせる発想はよくないとは思うけれど、いくらなんでも日本の正社員保護はいきすぎである。非正規をなくそうとか、非正規の待遇を正社員並みにしようというよりも、正社員の待遇を常識的なレベルまで下げることが求められると思う。

ブログ迷走

このブログはもともとニート脱出マニュアルにしたいと思っていたが、書きたい放題書いてると社会批判が多くなってよくないなーって思うけど、どうしても言いたいことが多くて困る。

4 件のコメント

  • 更新おつかれさまです。

    >このブログはもともとニート脱出マニュアルにしたいと思っていたが、書きたい放題書いてると社会批判が多くなってよくないなーって思うけど、どうしても言いたいことが多くて困る。

    いいですよ、どんどん批判してください。ニートを生み出したのはその社会ですからね。それに社会は絶対善ではないですからね。

    それとこういう動画がありました。

    1/4【討論!】「若者奴隷時代」と日本経済の行方[桜H22/10/23]

  • どうしても労働関係やニート問題を扱うと社会批判になりがちですよね・・・。
    批判も良いんですが、そこから一歩突っ込んでいるブログは皆無と言う状況ですから
    ニート脱出マニュアル期待しています^^

  • オナニートさんも池田のびーも、どっちも考えは近いと感じてました。
    のびーは上から目線で悲観分析投げるだけだから(本人はそこそこ金持ってるだろうし)、色々誤解されがちだけど、正社員・老人利権を正しく指摘して、誇大妄想ナショナリズムに染まっていない希有な人だと思います。

    実は「希望を捨てる勇気」って本についてきた無料講演会に行ったことがあります。
    そこで「非正規はこれからどうすればいいでしょうか」と質問をしてみました。
    「社会全体が非正規促進してるから、かなり厳しいと思う。でも、あなたが悪いんじゃないんだ。社会の構造が若い人に無理を押しつけてるんだ」
    と慰められました。慰めよりも解決策が欲しかったんだけどなw

    のびーって、嫌な奴っぽいけど、腹を割って話せば意外といい人……みたいな感じじゃないかなと思います。

  • >正社員の身分保障が強すぎるのは現代のすごく大きな問題だと思う。

    外資系金融とかで若いのに何千万という報酬をもらってるのは、大抵が契約社員扱いらしいですね。
    あと渉外弁護士などの専門家とか。

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