ばいお書籍化

広告

このエントリはジョークです。書いてあることは基本的に全て嘘ですので本屋にダッシュしないで下さい。

本を出します

ばいお著「ニート」ですが何か?

『「ニート」ですが何か?』の「はじめに」より

私がこの本を出すのはただのルサンチマンではない。私は大学卒業後、どうして私が無い内定になりニートになったのか、つぶさに自省する時間を得た。大学在学中は研究に就職活動に、目の回るような生活をしていて、どうして自分は内定を取れないのか、ゆっくり考える時間を持っていなかった。

ニートは不幸だ。しかし、時間だけはある。幸い、私は明晰な頭脳を持っていた。時間と頭脳は私に現代日本の病巣を教えてくれた。そして、それは多くの人が考えているよりもっと深刻なものだった。

現代の貧困社会はバブル崩壊を嚆矢とする。長い不況で多くの企業は新卒採用を控えてきた。その結果、多くの企業において30代の数が極端に少なくなっている。消えた30代は街でワーキングプアなどと呼ばれている。それから景気が一時的に回復し、ここ数年は「売り手市場」と呼ばれるようになった。

一方で入社3年以内に会社を辞める若者が増えた。企業もこれには困って多くの企業が対策に出た。先輩社員が親身にプライベートに至るまで相談に乗るなど、幼稚園かというほど迷走した人材管理を実施した企業もある。主要な原因は言うまでもなくジェネレーションギャップにある。

売り手市場になり、20代の新卒を採用することになった企業は途方に暮れることになった。かつて「新人類」と呼ばれた彼らも新・新人類との接し方はわからなかった。そこに台頭するのが人材会社と呼ばれる企業である。採用方針から、面接の仕方まで総合的に企業にアドバイスすることで利益を得ている企業である。

人材会社最大手Rはいくつか画期的な手法を導入した。少し年配の人は「エントリーシート」や「就活」という言葉を知らない。これらは某Rを中心に最近になって作り出された言葉や制度である。SPI試験は中学受験かというレベルで、およそ最高学府を卒業した学生に課すような試験ではない。今の企業が求める人材とは、小学生程度の学力があればよいらしい。

また「我が社は人柄を第一に見ています」という企業で内定を取った人がレイプ事件を起こすことを見ると、まるで人柄など見ていないことは明らかだ。有名なところでは京都大学のレイプ三銃士三菱UFJリクルータによるレイプである。

これらの歪んだ採用の実態については3章で詳しく分析する。

最近、サブプライムローン問題による世界景気の後退が問題になっている。企業の翌年度の採用計画は10月に決めることが多いらしいので、来年度の採用はかなり絞られることになるだろう。

就職超氷河期のあとの束の間の売り手市場、これはわずか数年で終わりそうである。今後はまた長い冬の時代がやってくる。次に春が来るのはもしかすると10年後かも知れない。10年後には今の40代は50代になる。40代は空洞化してわずかしかいない。若手のホープである30代はDQN採用で採った小学生並みの知能しか持たない、性欲や酒をたしなむなど悪い点だけ大人になった子供たちである。

決してニートをダメな人間と見ないで欲しい。かつて地球規模の異常気象によって滅んだ恐竜と同じで、単に時代の変化についていけなかった学生のなれの果てでもある。以前はよく「21世紀はバイオの時代」と言われたが、まさかオナニート学科だとは当時は夢にも思わなかった。ニートはダメなやつなのではなく、巨大な社会のうねりが作り出した犠牲者なのである。

一昔前ならエリートの代名詞だった東大卒が大量にニートになるほど歪んだ日本を実感すれば、これからの日本の課題がおぼろげに見えてくるのではないか?次の景気回復期に前回と同じように人材の採用方針が分からないようでは、もう日本経済は立ちゆかない。労働者世代がほとんど役に立たないからである。目を覚ますのは今しかない。