非正規労働者の命の値段は正社員より低いらしいよ

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いま話題になっている。『「命の値段」、非正規労働者は低い? 裁判官論文が波紋(1/3ページ)

パートや派遣として働く若い非正規労働者が交通事故で亡くなったり、障害を負ったりした場合、将来得られたはずの収入「逸失利益」は正社員より少なくするべきではないか――。こう提案した裁判官の論文が波紋を広げている。損害賠償額の算定に使われる逸失利益は「命の値段」とも呼ばれ、将来に可能性を秘めた若者についてはできる限り格差を設けないことが望ましいとされてきた。背景には、不況から抜け出せない日本の雇用情勢もあるようだ。

とのこと。前に保険数理を勉強していたときに支払われる保険金の額の決定方法について習ったのだけど、あんまり覚えていない。日本はこれから得るはずだったお金を基準にして算定するので若い大卒の正社員が事故死したりすると3億円くらいになり、女性は低くなるとか云々。ところがヨーロッパでは日本とは別の基準をとっていて、10億円くらいは珍しくないとか聞いたけど詳しくは覚えていない。

生涯賃金の期待値で命の値段が決まるとしたら、景気のいいときにゴールドマン・サックスあたりで働いている人を殺してしまったら大変なことになりそう。そういうときは外資は不安定で何年働けたかわからないとか屁理屈をこねるのだろうか。

命の値段を給料で決めるという方式は、女性が一般に男より命が安いという結論になりやすい点でも破綻していると思う。いつまでこの算定方式を続けるつもりだろうか。

お買い物

目当ては10年分の記事データの入っているDVDにある。もうそろそろ出版は電子データでやってほしい。本棚に紙の束を置いておくことの不毛さといったらもうひどいものだ。紙は単にデータではなく表示装置でもあるとか、まだまだメリットは多いのだけど、せめてどちらか選べるようにして欲しいもの。

そうするとすぐにコピーされるとか食われる立場の草食系の発想をする。しかし音楽のDRMもガチガチに固めて利便性の悪いものより、iTunes Storeのほうが売れ行きがいいらしい。普通の人は手間をかけてアングラサイト巡りをして違法コピーを探したりはしない。表向きには違法データを公開するサイトはないだろうから、どうしてもアングラに手を染めることになる。ネットでダウンロードすると今だとダウンロードも違法になっていてリスクがある。個人間のカジュアルコピーくらいは残るかも知れないけど、おそらくほとんど無視しうる程度だと思う。漫画のような大衆向けのものだとわからないけど、技術書なんかは全面的に電子化していいんじゃないか。

自分が何かを書く機会があるならPDFでも出す。出版されなくても電子出版ならできるし、PDFでしか出さない可能性の方がむしろ高い。

LaTeXの本の決定版だと思う。思えば第二版のころに買ったきりだったので新しいのが欲しくなった。

古いpLaTeXは今から見ると色々と問題が多い。Shift JISしか受け付けないものもある。多言語にも対応しなかったり、使える文字も少なかったりする。TeXはあんまりOSと密接に絡んでいないから、OSが国際化してメモ帳ですら日本語と中国語とアラビア語が混在できるような時代になっても、気をつけないでいると原始的なまま残ってしまう。

いくつかの職場を見たところ、日本のビジネスの現場は非常に珍妙なソフトウェア環境になっている。まず今のバイト先だけど、原稿はテキストデータで送られてくる。そこに独自のタグを用いて下線を引くと指示したり、あるいはアスキーアートみたいな表を書いて「表組みお願いします」とだけ書いてあったりする。非常に読みにくい。図が必要なときは何故かPowerPointのファイルがついていたりする。数式なんかもよくわからない記号で表現されている。

霞ヶ関の官庁はマイクロソフトの製品に汚染されている。Word使う必要があるのかというところまで、何でもWordの文書でやりとりしていたりする。会議のネームプレートを作るのに何故かPowerPointを使っていたり、そのプレートを作る名簿がExcelだったり。年賀状を作る差し込み印刷みたいな機能を使えばいいのに、わざわざ1つ1つ手作りでコピペしていたりする。霞ヶ関の残業の酷さは有名だけど、若手職員の残業の多くはこの工夫のないコンピュータ環境にあるんじゃないかとすら思う。

あとExcelで企画書を書いているところもあったな。日本人のExcel好きはアメリカでも驚嘆されているらしい。

他にも探せばたくさんありそう。日本の職場の効率の悪さはこうしたツールの使い方の悪さに起因する部分が多い。会社の研修では何を教えているのだろう?

内定ブルーと、就活「後」についての雑感

内定が決まってからというもの、今までに経験したことのないほどの拘束感に苛まれている。月1で書きたくもないレポートを企業に提出しなければならない し、在学中なのに数回会社訪問もしなくてはならない。しかし、個人的にもっとやっかいなのは、そういった物理的なタスクよりも、心理的な違和感だ。企業、親、周りの無言の視線・期待・圧力。「もう馬鹿はできない」という自己制限とか。
(中略)
 しかし、ある種のメンタリティをもつ人々にとって、もしかしてそれはとても心地良いものなのかもしれない。フロム言うがごとく、人間は自由を欲 しはしないのである。ちんちんぶらぶらした不安な学生生活よりも、カチッと未来に方向づけられた拘束された生を望むのもまぁ、分かります。 でも、

 「学生と社会人は違いますから」
 「学生は甘えですね」
 「学生の世界は狭い」

 とか、まだ学生にもかかわらず、したり顔でそんなこと言うやつは相当信用できない。そういうやつには「現在の自己を否定して、君は幸せなのか」 とまず問いたい。学生のあり方の可能性を狭めているのは、他ならぬ君自身ではないのか(おんなじ意味で、最近流行りの「夢に日記を付ける」とかいう行為にもなんか気持ち悪さを感じる)。

世の中にはこうした社会人を過大評価する人が多いのだけど、実のところ社会人と言ってもただの人間である。学生に比べて飛躍的に能力が高いような幻想を持つこと自体がおかしいし、実際は大したことがない。人間の能力は就職してある業務を毎日行っていればその業務に関しては詳しくなるだろうけど、全般的な能力は高い意識を持って常に勉強を続ける姿勢が大事だと思う。そして、その姿勢があるからこそ昔は学歴採用がなされたのではないだろうか。PowerPointで図を作るのが当たり前の職場で、言われたとおりにPowerPointで図を作る毎日でも最低限の仕事はしていると評価されるだろうけど、たぶん有名大学出身の社員にはもっと効率のいい方法を常に模索して提案することが求められているような気がする。しかし、そうした人がいないのか、いても無視されるのかわからないけど、そういう風土だからこそ今のような奇妙なツールの使い方が日本中で起きているのだろう。

話が飛びすぎたけど、ある種の定型の文書を作るにはLaTeXというのは実に適したツールなので、みんなもっと使えばいいのにと思う。Wordを使っているほとんどの人は別にWordでなくてもいい程度の機能しか使っていない。

最近、もしドラみたいな本が増えたなあと思う。

人間の世界は「ただしイケメンに限る」の類型が多い。古いけど

とか若い女の子に色々させようというものが多い。日本の総理なんかは優秀さは求められていないし、単に金にクリーンっぽいイメージだけで選んじゃう国民性だから、フィクションの世界だけでなくそのうち総理大臣も堀北真希とか新垣結衣みたいな清純派女優、学歴が必要なら小正にやらせようとかいう話が出てくるかも知れない。実際に総理になることは権力ゲームに興じている連中が許すとは思えないけど。国民の生活が第一とか言っていても、結局は自分たちの権力が第一なのが政治の世界である。

2 件のコメント

  • 「社会」に出て最初に感じたことは、なんだ「社会人」は大したことないじゃないか、ということだったりしました。

    >“清純派女優”
    あえて、北乃きいと書いて欲しかったり。あるいは古めに酒井法子でも。

    単に金にクリーンっぽいイメージが総理大臣の必要十分条件感は、何年か前のキムタク総理ドラマあたりが象徴しているような気がします。

  • そのうち生まれた年代で逸失利益が決められるようになるかもしれません。
    「この人は○○年生まれだから氷河期世代で、平均より低く見積もってOK」とかね(笑)
    こういうギャグがリアルに実行されそうだから日本という国は恐ろしいです。
    >自分が何かを書く機会があるならPDFでも出す。
    Winnyの金子氏が書籍を出した時に、PDF版も無料で公開していましたね。今でもダウソ出来るんだろうか?
    >日本の職場の効率の悪さはこうしたツールの使い方の悪さに起因する部分が多い。
    ムダに書式や言い回し、文の量にこだわる点も効率を悪くしてるのではないでしょうか。
    学会でも、Wordで提出・フォントや行間等もガチガチ指定なんてのが多いと思います。
    海外がどうか知らないですが、論文なんて全部PDFで提出、書式や章建ては個人の自由って感じで
    いいと思います。どれだけ言い回しや構成の美しさを極めても、中身がスカスカじゃあ仕方ないし。
    TeXはきれいな文章を書けますが、グラフ作成時に手間がかかるのが面倒ですね。Wordは
    お節介が多くてイライラしますが、WYSIWYGってのだけはいいと思います。

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