抵抗と革命とテロリズム

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どう違うんだろう?感覚的には抵抗権<革命権<テロだと思う。

テロリズム

まずテロリズムというのは辞書的には「一定の政治目的を実現するために暗殺・暴行などの手段を行使することを認める主義」であって、言葉のイメージ通り定義もろくなもんじゃないようだ。大切なところは「政治目的を実現するため」という点だが、どうも最近のテロは単なる殺人狂が多いような気がする。例えば、イラクのレンタルビデオ店に爆弾を投げ込んで「アメリカの映画をレンタルしているから」とか、どーでもいいような理由でテロを起こす。いや、これはテロじゃなくてただの殺人。

抵抗権

抵抗権とは何かというと「抵抗権は法秩序の部分的否定であり、かつ憲法秩序の回復・確保を基本目的」とある。まず法秩序を部分的に否定するというのが面白いと思う。抵抗って法律の否定なのか。しかし、目的は憲法秩序の回復であると。

ワーキングプア問題で抵抗権を行使するというときに、法秩序を否定するものではないと思っていた。社畜の秩序(仕事を舐めるな、社会人は厳しいんだなど)は否定するかも知れないけど。

革命権

最後に革命権だが「革命権は法秩序の全面的否定であり、かつ憲法秩序の否定・転覆を基本目的」とあり、抵抗権と似ているようだけど憲法秩序を転覆するものを革命というそうだ。つまり、革命が成功すると現在の憲法はぶっ壊されてしまう。ここまで行くと単にワープア問題の改善ではなくなってくるな。

バスティーユ

Bastilleとはフランス語で「牢獄」という意味らしい。だからバスティーユ牢獄というのは、チゲ鍋(チゲ=鍋)みたいなものでちょっとおかしい。

さて、バスティーユはフランス革命のターニングポイントになった場所である。今は石畳だけが残っていて、近くに新・オペラ座が造られた。旧オペラ座と並んで今では文化的な場所になっている。もともとフランス革命もそう大げさなものではなかったし、当時のフランスの体制側もそんなに大事になるとは思っていなかっただろう。しかし、ことあるごとに民衆の怒りに火を注いで、最後には国王が断頭台の露と消えることになる。その嚆矢となるのがバスティーユ。

ガイアの夜明けを見ていたら、派遣労働者がホテルでパーティをしていた経団連の連中に詰め寄ったという話を見かけた。そのときの経団連の対応は非常に(番組の製作意図もあるだろうけど)悪かった。日本の労働者は大人しいとたかをくくっていると、そのうちに単に詰め寄るだけではなく、バスティーユ襲撃みたいになり、そこに日本中から不満を持った労働者が集まってくると単に抵抗権の行使ではなく、革命になったりするのだろうか。

個人的には憲法を破壊する必要はないと思うし、テロのようなものもまっぴらごめんだ。日本は確か革命権は認めていなかったような気がする。アメリカも認めてはいるけど、実際に行使したら潰されるそうだけどね。うまく抵抗権の範囲で頑張って日本国憲法の十二条の『基本権は国民の不断の努力によって保持しなければならない』という憲法秩序に則って基本的人権を回復して欲しい。