恋愛となると、つい”偶然”を待ってしまう?

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マイコミジャーナルに連載中の「理系のための恋愛論」から「恋愛となると、つい”偶然”を待ってしまう」についてです。

私たちは、出会いというものをどのようにとらえているでしょう。たとえば、仕事の場面で「あの人と知り合いになって、○○について教えてほしい」「あの会社と接点を持って、△△という商品の性能をわかってもらいたい」と思ったときは、何とかしてツテをたどって相手を紹介してもらったり、

「よろしくお願いします」と話を聞いてもらえるよう頼みに行ったりする。こちらから、何らかの行動を起こす、能動的になることが多いものです。

ところが、こと「恋愛」となると、ついつい「偶然」や「ある日突然」を期待してしまいがちのような気がします。

何らかのきっかけで、××さんのほうから声をかけてきてくれて、親切なボクがそれに対してやさしくこたえて、気が付けば恋愛っぽい関係に……、というような出会いを期待し、いつかそんな日がくるのを待っている。待っている間は、とにかく仕事や趣味にがんばろう、と思う。

これは男性に限ったことではありません。女性も恋愛における「出会い」をそんなふうに受動的にとらえているものなのです。

これは比較的シンプルで、仕事とか用事の場合は、相手の性別は比較的どうでもよくて、大人の人間対人間のお付き合いですから、あんまり非常識でない限りは角が立たないのです。

しかし、恋愛となると話は違います。男女の問題は大人の問題とはかけ離れたものがあります。夫婦喧嘩は犬も食わぬと言いますが、男女の間はしばしば子供っぽい関係になりがちです。だから理性的に話がしにくいわけです。単純に好きか嫌いかという説明が困難な話になりがちです。生理的に嫌いとか、なんて説明したらいいでしょうか?

生理的に嫌いともなると、たぶん女性からは価値の搾取と捉えるのかも知れません。男と違って女には生命としての価値があります。身も蓋もないことを言えば、男の価値は付加価値であり、優秀だとか、優しいとか、お金持ちだとか、そういったものですが、女は女であるだけで一定の価値があります。だから性犯罪が起きるのです。ですので、得体の知れない男が接近してくると言うことは、人間対人間の関係で言うと、じーさんの遺産が入ったとたんに証券会社から電話がかかってくるような、そんな感じのいやらしさを感じるのではないかと。

何度か書いていますが、ストーカーの9割以上は男です。つまり、男が少し積極的に出ると、本人にとってはストーキングのつもりのない程度の積極性でも女性からはストーキングであると判断されることになります。そのことを理解している男は、石橋を叩くようにして相手の様子を見ることになります。

だから

  1. 恥ずかしい
  2. どうすればいいかわからない
  3. 断られてキズつきたくない

と書いてあるけど、これは女性的な発想であり、たぶん的外れだと思うのです。

男性だけでなく、女性も石橋を叩くようにしているのはたぶん間違いのないことで、その理由はこれらかも知れません。お互いに様子を見ていては話は始まりません。DQNリア充のように、玉砕覚悟で突っ込む必要もあるでしょう。DQNリア充は女なんていくらでも代わりはいると思っているので、ダメならすぐに次に行くため、喪のように湿っぽいストーキングに発展することがないぶん、ある意味さっぱりしています。

ともあれ、これらの理由は相手を思いやる気持ちに起因するのではなく、自己防衛です。かなりエゴイストですね。男性の理由はおそらく、相手を傷つけたくないということにより思いとどまるような気がします。他人を傷つけるか、迷惑をかける、怒らせてしまう自分自身に対する自律的な恐怖により、石橋を叩くことになります。これも突き詰めれば自己防衛なんですけど、ルース・ベネディクト的に言うと「罪の文化」ではなく「恥の文化」とも言えます。それがないと人間社会はDQNだらけになってしまいます。こうした対人恐怖症は引きこもりを伴うことが多いそうです。喪の恋愛学というか。

喪の友達はやっぱり喪

どうすれば、女性との「出会い」があるかわからない、という人は、まず、身近なところにいる頼れる性格の友人・知人に、

「彼女とかほしいんですけど」

と思い切って相談してみてはいかがでしょう。そんな相談自体をすることが恥ずかしい、かもしれませんが、相談されたほうは、

「自分を頼ってきてくれた」「恋愛に興味ないと思っていたのに、そんなことなかったんだ。安心したよ」

と思ってくれるはずです。「誰か紹介して」と言ってみるのは、本人が思うほど、恥ずかしいことではないのです。

喪の友人はやはり喪なので、そんなことを頼んでも紹介なんか期待できません。私の側にはヴォルフラムというかホモがいますけど、彼は絶対に紹介なんかしません。あいつはリア充で女に不自由はしないけど、恋敵を増やすような真似はしないからです。

積極的にチャンスを求めること自体は悪くない

このように、この著者は「恥の文化」について理解していないような気はしますが、相手に迷惑をかけない形でチャンス拡大を図るのは悪くないと思います

どうしても、友人や知り合いに恋愛の相談をしたり、誰かを紹介してほしいなんて頼めない……という人は、自分から女の子がたくさんいそうな場所に飛び込んで行ってみてはどうでしょう。

会社の(女性がたくさんいる)サークルに入ってみる。料理を習う、楽器の演奏を習う、資格を取る、英会話スクールに入ってみるなど、女性の生徒さんがたくさんいる習い事をしてみるのがおすすめです。

住んでいる世界を広げてみることは、別に迷惑をかける行為ではありません。だから、そういうのも悪くないかも知れませんね。