Archive for the '情報技術' Category

Deep Paket Inspection

Posted by onaneetX.Q on 5月 31 2010 Add Comments

朝日新聞の記事に『「ネット全履歴もとに広告」総務省容認 課題は流出対策』という記事が載っていた。

インターネットでどんなサイトを閲覧したかがすべて記録される。初めて訪れたサイトなのに「あなたにはこんな商品がおすすめ」と宣伝される――。そんなことを可能にする技術の利用に、総務省がゴーサインを出した。

ずいぶん危険を煽る書き方をしているが、どうもプロバイダがユーザがどんな通信をしたか記録して広告業者に売りつけたりするようだ。

一方でGoogleはhttpsによる検索ページを提供しはじめた。ここでぐぐれば、プロバイダが情報を集めてもプロバイダに通信内容を知られる恐れはなくなる。

とはいっても、全てのサイトがSSLに対応しているわけではないのでほとんどの情報はプロバイダに知られてしまうことになる。

プライバシーを気にするユーザ向けのビジネス

SSLで保護されたProxyを自分で設置して、そこを経由してアクセスすることが今後はサービスとして需要が出てくるのかも知れない。SSLのセッションを張るのはそれなりに負荷が高いから、そういう事業をやろうと思ったらProxyサーバは高性能でないといけない。Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)あたりを使ってやってみたら、時代に先んじることができるかも知れない。

あるいはIPsecVPNサービスにすれば、SSL VPN以上のことができる。

Amazon EC2は使った量に応じて課金される。つまり使われなければコストが発生しないらしい。この点が面白そうだと思った。

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現代オープンソースプロジェクトの乱れを嘆く

Posted by onaneetX.Q on 12月 18 2009 one Commented

マイコミに「人気爆発のOSSメディアプレイヤー”VLC” – 開発者が語るプロジェクトの全貌」という記事がある。VLCというのはオープンソースで色々なcodecに対応したメディアプレーヤー。つまり、開けない動画があるとき、こいつに放り込めば《とりあえず》見られる。とりあえずというのは、再生はするものの出来がいまいちよくないのだ。

仕事をすると言うこと

社畜のみなさんには申し訳ないが、仕事と言うのは理想的には楽しみでやるものだと思う。とは言っても生きるために望まぬ仕事をしなければならないケースも多々あるわけだけど、その中にも楽しみを見いだすことはできると思いたい。であるから、おいらはブラック企業だらけの日本企業(いくつか例外あり)の精神は嫌いで、外資とか公務員を狙っている。それをエリート意識とかプライドが高いとか言う人もいるようだけど、それは浅薄な見方だと思う。

これは大学入学でも同じことを感じていた。名門大学に入るのは虚栄心みたいに言う人が結構多くいたからである。よい大学に行きたいのはよい環境で《勉強をしたい》からであって、合コンとかで「俺、○○大学の学生なんだぜ」と言うためではないのだ。所属することが目的なのではなく、目的のために所属すると言えばいいのかな(合コンも目的のための所属と言えるか)。

だから、仕事も罰ゲームに耐えてお給金を賜ると思っているような人にはいくら説明しても理解してもらえないと思うけど、仕事をすると言うのは人生の価値を見いだす作業でもあると思っている。宝くじが当たったら仕事を辞めて遊んで暮らすという類いのものではないのだ。それにお金を稼ぐだけなら台湾でSIMロックフリーなiPhoneでも買ってヤフオクで売ればそこそこ稼げそうだしね。いまヤフオクを見たら88,000円なら入札があるけど、たぶん7万円くらいで買えるので1台あたり18,000円くらいの利益になる(のかな)。ともあれ、お金を稼ぐ手段ならいくらでもあるので、仕事と言うのはそれ以外のものでありたい。

本業はかなり時間を拘束されるので、副業で十分に稼ぐことは難しい。生きていくためにはいくばくかのお金は必要なので、無給でもいいから働きたいとは言えないのだけど、気分的にはよい仕事なら給料なんかいらないのである。

VLC

件の記事には

現在、ハードコアの開発者は6人ぐらいで、開発チームは12人程度。開発に関係している人は30人ぐらいです。欧州が中心で、アジアの開発者がいません。日本、韓国、中国で人気のようなので、これはちょっと問題だと思っています。フィードバックが分からないからです。わたしたちチームは、もっとアジアのユーザーとコミュニケーションしたいと思っています。

とある。VLCの開発者にアジア人はいない。さらに

われわれは全員、ボランティアとして参加しています。フルタイムでプロジェクトを進める人はいません。昼間はそれぞれの仕事があり、夜に開発を進めているのです。私は今日、会社を休んでいます。予算源はWebサイト経由で集まった寄付金のみで、年間4,000ユーロぐらいですね。これでネットワークとサーバの代金が払えます(笑)。広告を入れることも考えましたが、アドウェアやスパイウェアの問題からやめました。

とあるように、VLCに参画しても儲からない。これは先ほどの何のために仕事をするかという問題に帰結する。稼ぐ手段としては最悪と言うことだ。

VLC for Mac

VLCは開発者不足だとあるが、Mac版は瀕死らしい。

Mac situation

VLC for Mac death is “greatly exagerated”

We have a kind of lack of manpower on the current Mac interface of VLC.

The VLC core (in C) and most other plugins work pretty fine, but the OS X GUI (1% of the code of VLC) is not really maintained. It is in Objective-C.

That explains the issues you have seen in latest version of VLC 1.0.x on mac, and the drop of 64bits version in 1.0.3

exageratedはたぶんexaggerated(おおげさな)のtypo。VLCの肝心な部分はC言語で書かれていて良好に動作するが、GUIがろくにメンテナンスされていないという。確かにインターフェースはハリボテ(あるけど動作しないとか)。で、それゆえに64ビット版の1.0.3がリリースできないという。GUIはQtで書いてあるんじゃないのか。

これはチャンスだとは思う。VLCほどのプロジェクトでMac部門の責任者になれる。しかもアジアでは唯一だ。しかし、期待に応える自信がいまいちない。これは日本人特有の対人恐怖症の一種かも知れない。何も怖いことはないのだが、人の期待を裏切るのが怖いから最初から名乗りをあげない。そもそも、VLCのコードがどうなっているかなんてろくに知らないからね。全然知らないものにいきなり立候補するほど自信過剰ではない。

なんてことを言っている間にチャンスを逃してしまうんだろうなあ。おいらは実はMac OS Xのプログラミングはあまり知らないのだ。古いMac OSならちょっとはわかるけどね。Cocoaというフレームワークをほとんど理解していない。

というわけで、しばらく関心を持って注目していようと思う。たぶん、その間に誰か現れると思う。でも、誰も現れなかったらそういう仕事も面白そうである。

それにしても、iPhone効果でMac/iPhone/Cocoa関連のプログラミング本が増えた。ここ数ヶ月でも結構増えている。本郷の書籍部の一角はMacプログラミング関連で占められている。

iPhone SDK アプリケーション開発ガイド

著者/訳者:Array

出版社:オライリージャパン( 2009-09-07 )

定価:¥ 3,570

大型本 ( 448 ページ )

ISBN-10 : 4873114179

ISBN-13 : 9784873114170


オライリーの翻訳本だけど、日本語のための追記もあって単なる翻訳以上の仕上がりになっている。たぶんiPhone関連では鉄板。

Mac OS X Cocoa プログラミング 第3版

著者/訳者:Aaron Hillegass アーロン ヒレガス

出版社:ピアソンエデュケーション( 2009-11-09 )

定価:¥ 4,410

単行本(ソフトカバー) ( 479 ページ )

ISBN-10 : 4894714469

ISBN-13 : 9784894714465


定番のヒレガス本の第三版。英語版を持っているから買うことはないと思うけど、よい本だと思う。

iPhone Core Audioプログラミング

著者/訳者:Array

出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2009-11-12 )

定価:¥ 4,200

大型本 ( 564 ページ )

ISBN-10 : 4797355158

ISBN-13 : 9784797355154


Core Audioの本が出た。立ち読みしたけど結構面白かった。Core Audioと言えば、昔あるゲームを作ったときに利用したがAppleの英語リファレンスしかなかったのでよい時代になったと思う。iPhone効果を一番感じる。Core Audio以前はPCMに変換してQuickTimeに投げていたのだけど、タイムラグがあってあまり良好な動作とは言えなかった。

基礎からのiPhone SDK 改訂版

著者/訳者:Array

出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2009-10-14 )

定価:¥ 2,940

大型本 ( 416 ページ )

ISBN-10 : 4797357010

ISBN-13 : 9784797357011


これも新しい本。Mac OS Xが登場した頃からCocoaプログラミング講座をオンラインでやっていた人の本で、OS Xプログラミングの世界では有名な人。

サンプルプログラムでマスターする iPhone SDKプログラミング実践ガイド

著者/訳者:柴田 文彦 森田 秀幸 森本 一茂 近藤 修平 加藤 貴之

出版社:ビー・エヌ・エヌ新社( 2009-09-26 )

定価:¥ 2,835

単行本 ( 320 ページ )

ISBN-10 : 4861006848

ISBN-13 : 9784861006845


柴田氏と聞くと・・・

iPhoneアプリケーションプログラミング

著者/訳者:Array

出版社:技術評論社( 2009-06-19 )

定価:¥ 3,360

大型本 ( 392 ページ )

ISBN-10 : 4774138819

ISBN-13 : 9784774138817


こちらは古いMac OSのころから有名な人の本。パラダイムシフトがあっても最新技術についてくるって大したものだと思う。

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ヒューリスティクス

Posted by onaneetX.Q on 5月 4 2009 Add Comments

ヒューリスティクスというのは、精度よりも計算時間に重きを置いた計算方法のこと。大抵の身近なことって「真の最適解」はあんまり重要でなくて、まあまあいい値ならOKなことが多い。というわけで、ヒューリスティクスなアルゴリズムは使い方によってはかなり面白いことができる。

メタヒューリスティクスの数理

著者/訳者:久保 幹雄 J. P. ペドロソ

出版社:共立出版( 2009-05-08 )

定価:¥ 3,675

単行本 ( 240 ページ )

ISBN-10 : 4320122356

ISBN-13 : 9784320122352


メタヒューリスティックスというのは、色々な応用ができると言うこと。やばいなあ、おいらこういう話題大好き。お金ないんだけどなー。それに、応用がなあ。

前に合コン最適化の話をしたけれど、あれもヒューリスティックスでいい。だいたい満足な結果が得られればほとんどの場合は「うまく席を決めてくれた」と感じるだろうからね。

うまくビジネス化すれば、こうした技術は役に立つ。よく社会人って非常に高度な仕事をしているように吹聴する人がいるけど、実際はそういう人は稀で、こうした最適化技術を求めているところは多いはず。

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