公共政策大学院について
- 13 10月, 2008 -
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マイナーなMPA(行政修士)
WikipediaでMPAを探したら「行政修士(Master of Public Administration)」とはあるものの、行政修士のページがない有り様で、MBAと比べて明らかに知名度が低いのがわかる。東大の公共政策はロンダとモラトリアムの天国らしいし、評価も低いらしい。でも、これからの時代はMBAよりもMPAだという気がするので、そこんとこ知識をひけらかす試み。
ハーバード大学ケネディスクール
おそらく世界でもトップレベルの公共政策大学院であるケネディスクールについて触れる。もし東大にせよ他の大学にせよ、公共政策大学院がぬるぽだとしたら、それは公共政策という分野がダメなのではなく、その大学がダメなだけのはずである。
ケネディスクールは正式にはハーバード大学ケネディ行政大学院のことで、1936年にハーバード大学に設立された公共政策大学院である。いま、ハーバード大学が一番気合いを入れている大学院という話である。

ビジネス界向けの人材はビジネススクール、法曹向けの人材はロースクールで育てるとされる。いずれもハーバードは世界で最高レベルのスクールを持っている。ケネディスクールは行政向けのイメージがあるかも知れないが、社会全体をよりよい方向に持っていく人材を育てるための大学院と考えた方がいいようだ。
そのカリキュラムにはよい人材を育てるための巧妙な仕組みが多く含まれ、単に座学でぼーっと習うというものではないという。
まず教授陣が各分野の第一線で少し前まで活躍していたプロフェッショナルである。従って、授業で扱うテーマはオナニート的な机上の空論ではなく、実際に社会で起こっている問題であるし、アプローチも一流の人の切り口で行われる。学生も強い問題意識を持ち、結果を出すことを心がけている人が多く集まる。一流の教授と一流の学生が侃々諤々とディスカッションをしているのがケネディスクールだそうだ。
あと、私はケネディスクールの関係者ではないけれど、アメリカのトップ大学は一般に「リーダーシップ」について強い意識を持っていると感じる。この辺のエリート意識と、それに伴う責任感の強さは東大の比ではない。ケネディスクールは特にリーダーを輩出するための大学院であるので、その意識はきっとすごいのだろう。
何を学ぶか
本からいくつかぱくると、次のようなコースがあるらしい。
ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか (英治出版MPAシリーズ)
- 著者/訳者:杉村 太郎 丸田 昭輝 細田 健一
- 出版社:英治出版( 2004-12-01 )
- 単行本:317 ページ
- ISBN-10 : 4901234595
- ISBN-13 : 9784901234597
- 定価:¥ 1,680
- 交渉力
- リーダーシップについて
- リーダーシップとは何か
- 公共の倫理
- 政治と正義
- 政治家を育てる
- マネジメント力について
- 戦略的経営
- マーケティング
- 分析すること
- 国際経済学
- ファイナンス
- 政策企画力
- 外交政策・意志決定
- ジャーナリズム
- 環境政策
- 経済発展のためのアプローチ
- 問題解決のための意志決定分析
- 国際関係
- 著者/訳者:ティモシー・フェリス
- 出版社:青志社( 2011-02-03 )
- 単行本:640 ページ
- ISBN-10 : 4905042097
- ISBN-13 : 9784905042099
- 定価:¥ 1,995
プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ~問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える~
- 著者/訳者:秋葉拓哉 岩田陽一 北川宜稔
- 出版社:マイナビ( 2012-01-28 )
- 単行本(ソフトカバー):368 ページ
- ISBN-10 : 4839941068
- ISBN-13 : 9784839941062
- 定価:¥ 3,444



なるほど、交渉力だのリーダーシップだのを本格的に教育するんですね。灯台もそういうことやればいいのに。そうすれば、半端なコムニケーソン能力とかリーダーシップとかを自慢するリア充DQNはいらなくなる。
日本のコムニケーソン能力なんてサークルで部長やりましたとか、そんなんでしょ、比較にならんと思いますよ。かといって、自分と主義主張の違う相手を説得してビジネスチャンスを作る能力が日本で求められるかと言ったら求められないかも知れませんね。だって、日本は特定の誰かに責任が集中する状況を好まないから。典型的な台詞が「誰が責任を取るんだ?」とか「前例がない」です。
日本はムラ社会ですからねえ
私は海外に行く気はないけど、こういう学校の出身者が指導者になってほしいです
ケネディスクール日本人同窓生では、塩崎恭久がボスみたいですね。家系もよいし、東大卒で日銀出身で政策通なのに、成蹊大卒の安倍晋三の片腕になるのがやっとなようです。
政治経済は常に非合理に動きますから、必ずしも知識人が名リーダーにならないところが面白いです。権謀術数とかその場の閃きとかカリスマ性とか得体の知れないものが世の中を引っ張っていくことが往々にあるようです。
日本には強力なリーダーはそぐわないかと。小泉純一郎であれだけ批判の荒らしだったんだから、アメリカ的なトップダウンのリーダーは日本ではだめぽ。
塩崎さんケネディスクール出身か。アメリカでもブッシュが大統領でポールソンみたいなので脇を固めるのだから、安倍さんでもいいかもね。