一年中リクスーを見る違和感
- 7 9月, 2010 -
- 就職活動 -
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台湾から帰ってきて、東京を出歩いていると何やら違和感のある光景を見かける。そう、9月だというのにリクスー学生が多いのである。昨今の就職事情を考えれば別に不思議なことではないのだけど、何とも言えない変な気分になる。
かなり大雑把に書くと就職活動はこのようなタイムラインになっていたと思う。一番下のピンクがかつての就職活動。4年生になってスタートし、5月末くらいにはだいたい終わる。もちろん例外はあるし、公務員試験を受ける人もいるから完全とは言えないが、だいたいこんなものである。
真ん中の青いタイムラインがおいらのやった就職活動。3年生の5月くらいにはインターンの説明会を受けて、夏にリクスーを着て面接を受けて採用されたらインターン。外資とか製薬メーカーを受ける場合には10月くらいから選考が始まる。それが終わると院生向けは4月より早くから選考が開始され、続いて学部生向けの採用が始まる。これもだいたい5月末には決着が付いていたと思う。おいらのようにそこで決まらない人もいるけど、4年生と3年生が入り交じることは稀だったと思う。
最後に一番上の緑のタイムライン。これがおそらく現在の状況で、5月までに決まらない人がたくさんいて、9月、10月になっても活動をしている。一方で3年生もインターン参加が普通になり、5月くらいからずっと就職活動モードを続ける。結果的に4年生と3年生のタイムラインが重なり、一年中リクスー姿の学生を都内で見かけるようになる。
学生の側も好きでこんなことをやっているのではなく、新卒でまともな職に就かないと人生の難易度が跳ね上がるぞと脅されてやっているわけで、非常に気の毒だと思う。以前は暑くなる時期にリクスー着ていると負けみたいに言っていた人もいたんだけどね。男子学生だけではなく女子学生も一生独身で過ごす率は上がるだろうし、私女だから適当に遊んで頃合いを見て結婚するもん、なんて言っていられる時代ではなくなっている。
じゃあどうしたらいいか?そんなことは誰にもわからない。昔のように大学を出て正社員になるというリスクの低い道はもはやハイリスクになっている。こうすれば安全という道はない。
最近、朝日新聞で「和僑」という言葉を流行らせようとしているらしい。華僑の華を和にした感じ。華僑というのは中国系の人が中国系(香港とか台湾)ではないところに進出したもので、日本人もそうしようぜみたいなことだと思う。海外ニート氏みたいになろうというわけ。この道がベストかどうかはわからないのだけど、おいらはこの方向を支持している。だって、今の《醜活》の世界ってなんだかんだ言って学生が無能だと言うことに帰結させようとしているでしょう。ゆとりだとか、即戦力採用だとか、優秀な外国人だとか、社会化された学生になろうとか。何て言うか、怪しいツボを買わないと不幸になりますよって言っている新興宗教みたいな怪しさを感じる。
だけど、おいらの感覚では日本の平均的な学生はそれほどバカじゃない。バカだということにしている某Rとかその類似企業が情報を流布しているだけ。日本で通用しないやつが海外で通用するわけがないみたいな嘘八百もまかり通っている。まるで日本が世界で一番よい環境であるみたいな言い方をしている。なにこの根拠のない自信?北朝鮮みたいで気持ち悪い。
海外に出ればパラダイスというわけでもないだろう。そもそも国の後ろ盾がない状況と言うだけで不幸だ。国籍を取れればいいけど、実際は永住権を取るだけでも大変である。さらに言語的な壁とか、社会習慣の壁がある。それでも日本以外の国の方が人間的な生活ができる可能性が高いような気がする。日本の教育水準なら、移住先でも人並みの労働はできるだろう。それほど羽振りはよくないかも知れないが、人間として十分に幸せに生きていける可能性は高い。
1ドルが83円に突入している昨今に代表戦のことしか頭にない政府もどうしようもないし、人間をゴミのように扱っている日本社会もどうしようもない。働いて価値を生産してさらに税金まで払ってやろうと言っているのに、君は働かなくていいからとか言っている社会なんて正直破綻しちゃえばいいと思う。日本の税金などで育てて貰った人が海外の経済に貢献するってどう考えても国家的損失だと思うよ。
おそらく日本は30年以内に破綻すると思う。根拠は労働人口の大半がロスジェネ世代以降になり、ろくに職業訓練も受けていない使い捨て労働をしてきた人になるからである。一貫性のないキャリアで大した専門技能を持っていない人ばかりの国家では先進国ではいられないだろうし、そうすると国債の発行残高を考えても長期的には円は暴落すると思う。円高の現在でも円資産をろくに活用できていないのだから、活用するより先に円が暴落するんじゃないかな。案外、日本は米国債を山ほど持っていることが将来の生命線になるかも知れない。
将来は日本に戻りたい人はその頃になって、海外でキャリアと経済力をつけて帰ってくればいい。残念なのは、その頃には日本を食い物にした連中は勝ち逃げをしてこの世にはいないであろうこと。せめてそいつらにはツケを支払って欲しいのだけど、海外に出て馬鹿を見るのか、国内に残って馬鹿を見るのかはわからないけれど、ツケを支払うのはやはり我々と同年代の同胞達である。
- 著者/訳者:ティモシー フェリス
- 出版社:青志社( 2007-09-21 )
- 単行本:255 ページ
- ISBN-10 : 490385311X
- ISBN-13 : 9784903853116
- 定価:¥ 1,470
- 著者/訳者:ティモシー・フェリス
- 出版社:青志社( 2011-02-03 )
- 単行本:640 ページ
- ISBN-10 : 4905042097
- ISBN-13 : 9784905042099
- 定価:¥ 1,995
- 著者/訳者:篠山 半太
- 出版社:PHP研究所( 2012-06-16 )
- 文庫:340 ページ
- ISBN-10 : 4569678467
- ISBN-13 : 9784569678467
- 定価:¥ 720




おなにーとさんに相談したいことがあるのですが、その中で出てくる話に相手方の割と個人的な情報が含まれているので、可能であれば非公開で連絡をとる方法を教えて頂けませんか?
メールアドレスも見当たらないし、コメントも非表示に出来ないので、なんとかお願いします。
>日本の税金などで育てて貰った人が海外の経済に貢献するってどう考えても国家的損失だと思うよ。
自分も思います。育てたのにそれを使わないどころか、いらないと言っているのですから。どう考えても国家的損失です。ちょっと工夫すればいいだけなのに、それもしない、やらない、というより職はある、仕事はいっぱいあると根本的に問題を認識すらしていませんし。
対策どころか問題すら認識してませんし、その上ブラック企業や労働環境の議論は核武装議論よりタブーですから。どの政党すら言いませんし、民間でも議論”すら”できないのですから。そういう話題を出してもいけないという、言論封鎖が法律ではなく常識でできてるんですから、恐ろしいです。
>おそらく日本は30年以内に破綻すると思う。根拠は労働人口の大半がロスジェネ世代以降になり、ろくに職業訓練も受けていない使い捨て労働をしてきた人になるからである。一貫性のないキャリアで大した専門技能を持っていない人ばかりの国家では先進国ではいられないだろうし
教育というものを社会も政府も世間も企業も舐めきってますから。教えを請う者を大切にしませんからね。教えてやってるんだから、酒をつげ、俺の言うことにはなんでも聞け、という教育者自身が教育が足りてませんから。これで人材が育つわけがないです。
団塊世代は未来の日本に対し、どう責任を取るつもりやら、全国的な暴動や事件が起きたとき、真っ先に狙われるでしょうね。自業自得です。
今、諭吉を刷れば国債の実質残高を落とせそう?まぁ、金持ち権力者に不利になるから、政府はやらせないですよね。
governmentと書いて政府。govern自体には、抑制する、という意味もあるのですが、今日の政府を見ると、
私利私欲・権力の暴走に加担している面しか見えてきませんね。アメリカあたりが「ブレーキが壊れてるぞ!」
って言ってくれればいいのに。