年収を開示させようとする圧力
- 19 6月, 2010 -
- 企業, 経済, 雑記 -
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ホリエモンが「どうしてこう、年収を開示させるとかそういう方向に向かうかね」と書いている。
そもそも個別の報酬はともかく合計の報酬はすでに役員報酬の欄をみれば大体は想像が付いているはずだ。それを個人情報をさらけ出すというのは、そこまで規制を強化する必要があるのだろうか?そうやって上場をする会社を少なくしたいとしか思えない。個別開示されたら、悪習と思われ廃止された長者番付の復活のように感じる。
法人税払わないのに役員報酬ばかり上がっていくのってどうよ?
2007年の法人税による税収は14兆円ほどだったらしい。最近は5兆円とかいう話をどこかで見たけどソースが見つからず。あと法人税は7割以上の企業が払っていない。正直、法人税率を下げたところで意味があるとは思えない。払っていない税率が下がってどうなるんだろう?外資がもっと日本に来てくれるようになるのか。
で、株主総会の議案を見てみると、こっそり役員報酬を引き上げるとか、ストックオプション(しかも行使価格1円とか)の議案がある。ろくすっぽ税金を払っていない企業、つまり儲かっていない企業で、正社員を派遣に置き換えて派遣切りをしているのに役員はどんどん贅沢な生活にシフトしていく。こういう事実をほとんどの人は知らないけど、それを明らかにするには悪くないアイディアだと思う。
よく学生とかニートが何か言うと「税金を払ってから言え」とかいう人がいるけど、だとしたらそいつらの勤めている職場はちゃんと税金を払っているかみてみたらどうか。ほとんどの企業は税金を払っていないのだから、かなりの確率でそいつらの勤め先もろくすっぽ税金を払っていないと思うよ。
税法上、ある程度の贅沢は会社から見て費用に計上されるので、経常利益を小さくすることができる。そうすると払う法人税が減る。企業から見て法人税とか株主配当なんてものは資金流出でしかないから、だとしたら社員にビジネスクラスで出張させ、高いオフィスビルを借りて、役員は高額報酬を得るほうがお金の使い方としてはいいと思う。
おいらも起業したらしばらくは法人税なんか払いたくないから人のことは言えない。パソコンとかも可能な限り会社の経費で買う。家賃とか可能な限りは会社の費用としていくし、そういうのが起業するメリットだと思う。
上場する会社が減るか
んなわけない。ほとんどの大企業の役員は「東証一部上場」という肩書きを非常に愛している節がある。ほとんど意味のない上場をしている会社も多い。親子上場だとか、株式の持ち合いしまくりとか、ちょっと予期しない株主提案があるとハゲタカだとか罵って狼狽するとか。
日本においては株式は株主権を行使する証書ではなくなっている。有名企業のPBRが1を遙かに下回って放置されていることもあるが、これは絶対に買収できないからそういう株価で放置しても危険がないのだ。
そんな状況の会社を東証一部にしておくのは、自分が東証一部上場企業の役員だと言いたい欲求がすごく強いのではないかと邪推するけど、案外正しいのではないかとも思う。バカっぽいけど、日本の経営者ってその程度のものが多いんじゃないかな。
別に役員報酬を公開しなくてもいいけど
役員がお手盛りで自分たちだけが肥え太るのは社会的にどうかというのが問題だと思っている。ホリエモンが言うように、報酬以上のリターンをたたき出すのなら文句はないのだけど、あいつらにそれだけの価値があるのかな。
役員だけではなく政治家とかのリーダー層全般に言えるんだけど、いくら私腹を肥やしたとしても、それ以上に利益をもたらしてくれるならいいと思う。政治と金の問題というけど、仮に100億円の汚い金を受け取っている汚職政治家でも、国益を何兆円も作り出すならおいらは全然構わないと思っている。むしろ清廉潔白だけど何もしない政治家よりずっと望ましいとすら思う。でも、そういう政治家は献金を寄越したところにばかり便宜を図るから問題なのだけど。
自分の報酬ばかり増やしてきて、企業の利益を向上させる→支払う法人税を増やすとか、あるいは雇用を拡大させて多くの人が人並みの生活ができるようにするとか、優れた技術を開発して日本の国際競争力を高めるとかの貢献をしないことが問題。ゴールドマン・サックスなどのCEO並に報酬を得ても、それより多くの利益を生み出せるなら全然文句はない。
で、今回あちこちで役員報酬が開示されているけど、報酬に見合うほどの人ってどのくらいいたのだろう?カルロスゴーンはいいけど、あとは価値があるとは思えない人ばかり。ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長って外人がソニーの社長やっているくらいしか話題が聞こえてこないんだけど、どうなの?優秀なの?ソニーってもうSAMSUNGに負けっ放しだしインパクトはない。大企業のトップなら、せめてソフトバンクの孫正義社長くらいには知名度があってもいいはずなんだけどね。
- 著者/訳者:ティモシー フェリス
- 出版社:青志社( 2007-09-21 )
- 単行本:255 ページ
- ISBN-10 : 490385311X
- ISBN-13 : 9784903853116
- 定価:¥ 1,470
- 著者/訳者:ティモシー・フェリス
- 出版社:青志社( 2011-02-03 )
- 単行本:640 ページ
- ISBN-10 : 4905042097
- ISBN-13 : 9784905042099
- 定価:¥ 1,995
- 著者/訳者:篠山 半太
- 出版社:PHP研究所( 2012-06-16 )
- 文庫:340 ページ
- ISBN-10 : 4569678467
- ISBN-13 : 9784569678467
- 定価:¥ 720



私にとってコーンさんは、日本人に出来ないほどのコストカットをする人ってイメージです。
コストカットつながりで、彼はマネーフローの調整もうまいと思いました。
しかし日産の役員は他の自動車会社に比べて桁違いの報酬を得ているとの話です。
ゴーンさんもたぶんそうでしょう。そこら辺はどう思われますか?
>報酬に見合うほどの人ってどのくらいいたのだろう?
これは、役員に限らず、日本企業全体の問題。
現状を見る限り、経営者は保身しか考えない連中ばっかりで、
将来のことを考えて経営している人はごくわずかだと思う。
また、報酬に見合う仕事をしていないという意味では、
高給取りの中年連中も一緒。
>日本においては株式は株主権を行使する証書ではなくなっている
日本の株式会社なんてものは有名無実で
戦前の財閥からなんら体質が全く変わっていない気がする。
まぁ、株式会社の意味や、さらには資本主義の意味を
全く理解してきていない連中ばっかりだから、当然といえば当然だが。
大金を持っていたら、資本主義のルールに則って、
どこかを乗っ取ってみたい今日この頃です。
GDPは下がってないのに、サラリーマンの収入は減ってる。
しかも税収もさがってる。
どんだけ企業がぼってるんでしようね?
ほんと日本の政治にはがっかりします。
的外れ過ぎというか、わいろ貰いすぎというのか。頭悪すぎなのか