ブランド酒
- 11 3月, 2009 -
- ブランド, 企業 -
- Tags : ブランド, マーケティング
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日本酒(清酒)ってダメ
先日、ちょっとだけ清酒を飲んだ。飲んだというか舐めた。当事者の方には悪いけど、まずかった、清酒特有のフルーティないい香りがしないし、なんかベタベタして後味が悪い。しかし、某有名ブランド酒の五合瓶で2,500円くらいする。高い。
ちょっと見てみると原材料に米・米麹、ここまではいい。醸造アルコール、糖類、酸味料が入っている。これはひどい、いったい何なんだ。
酒のことはそう詳しくないけど、普通の清酒は米と米麹だけから造られる。しかし、こうした酒は今では「純米酒」という特殊な酒になってしまった。美味しんぼに「純ブドウワインと言わないように、純米酒という言い方は変だ」とあったような気がするけど、まさにその通りだと思う。
一方で三倍醸造酒(三造酒)というのがある。というか「普通酒」というと三倍醸造酒になってしまう。ひどすぎる。これは、戦後の貧しいときにとにかく酒を飲みたいという人のために、普通に作った酒に水を加えた。それだとアルコールが薄く酔えないので、アルコールを加える。最後に調味料を入れてできあがりの安酒である。しかし、それが現在まで生き残っている。
高級焼酎
一方で焼酎というと安酒の代名詞だったが、最近は高級焼酎という言い方でマーケティングをずいぶん頑張っている。
焼酎には甲種と乙種があり、いわゆる酒屋で大きなプラスチックの入れ物に入っている透明な焼酎は「甲種焼酎」というやつで、乱暴な言い方をすればアルコールの水割りのようなもの。これをサワーなどで割って飲む。昔の人が焼酎で想像するのはこっちらしい。
乙種焼酎は本格焼酎とか高級焼酎と呼んで頑張っている。このイメージ戦略は最近はヒットしていて、セレブ(笑)っぽい雑誌などでオシャレなお酒ということでずいぶん特集が組まれている。おかげさまで、焼酎のイメージは最近は結構いいようだ。
それに引き換え、清酒は・・・実際に若い人は日本酒はまずいものって思っている人がたくさんいる。ブランド酒がこんなにまずくては、何かの機会に飲んでみてまずくて二度と飲まないってことがあるんじゃないか。自分の主観だけど、ワインとかシャンパンとか焼酎は特別な機会に飲もうって若い人はそれなりにいるけど、清酒はそういう場にほとんど出てこないと思う。
ブランド化した粗悪酒を飲むくらいなら黙って良心的な地酒を飲むべし
実はまだちゃんとした酒を造っているところもある。そういうところにも徐々に「経済酒」とか言って粗悪酒を造る流れはあるようだが、純米酒を選べば多分大丈夫。そうした酒の中から自分に合ったものを選ぶといい。酒飲みなら東北を酒の飲み比べをしつつ乗り鉄するなんてのは有意義な時間の使い方だと思う。何か一つ推薦してくれと言われたら、石巻の「日高見」という酒を勧める。
日本の企業はブランドを大切にしないと前々から思っているが、焼酎のような例もあるわけで、清酒業界が余りにひどいと言わざるを得ない。そういう酒造メーカーが潰れるのはいいんだけど、まずい酒を飲んで清酒はまずいというイメージを持ってしまった消費者は被害者である。
- 著者/訳者:ティモシー フェリス
- 出版社:青志社( 2007-09-21 )
- 単行本:255 ページ
- ISBN-10 : 490385311X
- ISBN-13 : 9784903853116
- 定価:¥ 1,470
- 著者/訳者:ティモシー・フェリス
- 出版社:青志社( 2011-02-03 )
- 単行本:640 ページ
- ISBN-10 : 4905042097
- ISBN-13 : 9784905042099
- 定価:¥ 1,995
- 著者/訳者:篠山 半太
- 出版社:PHP研究所( 2012-06-16 )
- 文庫:340 ページ
- ISBN-10 : 4569678467
- ISBN-13 : 9784569678467
- 定価:¥ 720


